ローマ・ナポリ近郷のワイン産地と銘柄!手ごろなDOCG格付けワインも

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イタリアワイン通信講座カンパニア州のテキスト

ラツィオ州カンパーニア州(カンパニア、カンパーニャ)はイタリアの中南部にある州です。州の名前より、それぞれの州都である「ローマ」と「ナポリ」の方がわかりやすいですよね。

イタリアワイン通信講座第11回は、そんなラツィオ州とカンパニア州のワイン。

試飲はカンパニア州のワインだけですが、ローマ周辺のワイン産地についてもしっかり説明されています。イタリアの首都ローマでも結構ワインは生産されていて、DOCG銘柄もあります。

それでは、ヴィーノハヤシのイタリアワイン通信講座第の学習内容とともに、イタリアのラツィオ州とカンパニア州をご紹介します。


自宅で学べるイタリアワイン通信講座です

 

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カンパニア州のワインをテイスティング

カンティーネ・ディ・マルツォのワイン

ヴィーノハヤシのイタリアワイン通信講座、第11回のワインは2本ともカンティーネ・ディ・マルツォのワインでした。カンパニア州の生産者です。

白ワインはDOCGグレコ・ディ・トゥーフォ、赤ワインはDOCイルピニア・アリアニコ・クラッシコです。

Greco di Tufo DOCG Cantine di Marzo
Irpinia DOC Aglianico Classico Cantine di Marzo

カンティーネ・ディ・マルツォは、カンパニア州で最も古いカンティーナ(ワイナリー)のひとつだそうです。

グレコ・ディ・トゥーフォ カンティーネ・ディ・マルツォをテイスティング

イタリアワインDOCGグレコ・ディ・トゥーフォ

白ワインのグレコ・ディ・トゥーフォから飲みます。

ぶどう品種はグレコ100%です。色は淡いレモンイエロー。

講座についてくるワイングラス4種に注ぎます。

  1. ヴィーニャ・ワイン(型番:110485)
  2. ヴィーニャ・ボージョレ(型番:116506)
  3. ヴィーニャ・ブルゴーニュ(型番:110499)
  4. ヴィーニャ・ウォーター/ワイン(型番:110459)

DOCGグレコ・ディ・トゥーフォ

香りは、これはもう誰が嗅いでもレモン!です。めっちゃ爽やか。私はグラスによって、洋なしやバナナを感じました。酸っぱい香りの中に、ふわっと抜ける甘さがあるような。

飲んでみると、レモンの香りの印象よりは柔らかな酸味。でもしっかりまとまった爽やかな酸があります。“カド”がとれた感じがするのは、ほんの少し甘さがあるからかな?

複雑な香りや味わいよりも、レモンのようなスッキリした酸味を、尖らせずまろやかに味わうことに特化したような印象。とても素直でついつい注ぐ手が止まらなくなるワインです。

ワイングラスはボルドー型は酸味が勝ち、ブルゴーニュ型はまろやかになります。好みのレベルのような気もしますが、私は香りと酸味のバランスから、1番の小ぶりのボルドー型グラスがおいしかったですね。

  1. ヴィーニャ・ワイン(型番:110485)
  2. ヴィーニャ・ボージョレ(型番:116506)
  3. ヴィーニャ・ブルゴーニュ(型番:110499)
  4. ヴィーニャ・ウォーター/ワイン(型番:110459)

イルピニア・アリアニコ・クラッシコ カンティーネ・ディ・マルツォをテイスティング

イタリアワインDOCイルピニア・アリアニコ・クラッシコ

2本目のカンパーニア州ワインは赤ワイン。DOCイルピニア・アリアニコ・クラッシコです。

ぶどう品種はアリアニコ100%。骨格のしっかりした力強い赤ワインを造る品種で、DOCGタウラージが有名ですね。

色合いは濃いルビー。そこそこ粘性があり、あまりグラスが透けません。すぐに濃いワインとわかります。

講座についてくる4種類のワイングラスで比較します。

  1. ヴィーニャ・ワイン(型番:110485)
  2. ヴィーニャ・ボージョレ(型番:116506)
  3. ヴィーニャ・ブルゴーニュ(型番:110499)
  4. ヴィーニャ・ウォーター/ワイン(型番:110459)

DOCイルピニア・アリアニコ・クラッシコ

香りはシソ、バラ、チェリー、コーヒー
林ソムリエは、ブラックチェリー、ブルーベリー、野菜、オレガノ、コーヒー、チョコレート、甘草、腐葉土

あれー?笑 取れた香りの差はまあ仕方がないとして、シソなしかー。一番強く感じたんだけどな。てか野菜て。こういうざっくりもアリなのか。

味わいは、果実味たっぷりでジューシー。ほんとジューシーです。タンニンもしっかりしていますが、まろやかで、酸味とのバランスがとてもいい。これはウマい。赤ワイン飲んでるって満足感がたっぷりです。

ワイングラスは2の小ぶりのバルーン型か、3の大ぶりバルーン型がいい。果実味がフレッシュに感じられるのは2かな。香りも取りやすいですし。

ということで、イルピニアに一番合うワイングラスは2のヴィーニャ・ボージョレです。

  1. ヴィーニャ・ワイン(型番:110485)
  2. ヴィーニャ・ボージョレ(型番:116506)
  3. ヴィーニャ・ブルゴーニュ(型番:110499)
  4. ヴィーニャ・ウォーター/ワイン(型番:110459)

自宅で学べるイタリアワイン通信講座です

ローマを擁するラツィオ州のワイン

イタリアラツィオ州

ローマが州都のラツィオ州は、古代ローマ帝国の痕跡が多く残る地域です。なんとなく、イタリアの首都だし、ワイン生産とかあまりしてなさそうと思われそうですが、結構盛んに行われています。

そりゃまあ、古代ローマ帝国時代から繁栄を極めているわけで、ワインも飲むし造るのも当たり前ですかね。ただ、生産量のほとんどが白ワインで、早飲みタイプが多いため、ワイン産地としてはあまり注目されないという事情があります。

そんなラツィオ州でDOCG認定を受けているのは3銘柄。

DOCG フラスカーティ・スーペリオーレ
DOCG カンネッリーノ・ディ・フラスカーティ
DOCG チェザネーゼ・デル・ピーリオ

近年まではなかった(2008年以降)、新しいDOCG認定ワインです。

あと、1ランク下のDOCになりますが、有名な白ワインにエスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネがあります。こちらはワインを飲む方なら一度は目にしている銘柄ですね。

ローマで造られるワイン

ローマ周辺は白ワインの一大産地になっています。土着品種から造られる銘柄も数多く、なかでもマルヴァジアやトレッビアーノを主体としたフラスカーティが有名です。

白ワインのフラスカーティ・スーペリオーレと、甘口白ワインのカンネッリーノ・ディ・フラスカーティが、ともに2011年にDOCG昇格を果たしました。

赤ワインでは、チェザネーゼ・デル・ピーリオがDOCGです。

エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ

ユニークな名前で、一度みたら忘れられないエスト!エスト!!エスト!!!

名前の由来は、1111年にローマに向かう途中のドイツ人司教が、先に行かせた従者に「おいしいワインを見つけたら目印をつける」ように指示。そして、この土地のワインを飲んだ従者があまりのおいしさに「EST(ある)」と書きまくった。とされています。

半ば伝説的に言われていますが、エストエストエスト自体はわりと安ワイ…ゲフン。酸味があってさわやかな早飲みスッキリ系の白ワインです。料理に合わせやすくガブガブいけるので、ランチなどに愛飲したい感じ。

生産地は、ローマの北方にあるラツィオ州ヴィテルボです。1000円程度から買えます。

ナポリを擁するカンパニア州のワイン

イタリアのカンパニア州
南イタリア最大の都市ナポリ。言わずと知れたピッツァ発祥の地です。ちゃんとピッツァって言いました。

そんなナポリがあるカンパーニア州は、ナポリのほかにも、世界一美しい海岸とされるアマルフィ海岸や青の洞窟のカプリ島、温泉リゾートのイスキア島やソレント半島と、観光名所が目白押しです。ヴェスヴィオ火山噴火で一夜にして消滅した都市、ポンペイ遺跡も有名です。犬のゆか絵のところに行って鍵を手に入れるには、マンインザミラーとパープルヘイズの戦闘に巻き込まれないよう注意です(ジョジョ5部)。

火山性の土壌はワイン造りに適していると言われます。さらに全体的に温暖な気候のカンパーニア州はワイン造りに理想的な条件がそろっている地域です。

DOCG認定ワインは4銘柄。タウラージグレコ・ディ・トゥーフォが特に知られていますかね。

DOCG タウラージ

アヴェッリーノ地方のタウラージ村を中心としたエリアで造られるのが、赤ワインのDOCGタウラージ。アリアニコ85%以上、熟成期間3年と規定されています。

スパイシーで酸味とタンニンが豊富。超熟型の偉大なワインを生む銘柄です。

DOCG アリアニコ・デル・タブルノ

2011年にDOCGに昇格したDOCG アリアニコ・デル・タブルノ。アリアニコ85%以上で造られ、赤ワインとロゼワインがあります。

DOCG フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ

ボリューム感のある白ワイン、DOCG フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ。イタリア土着品種のフィアーノ85%以上と規定されています。花や蜂蜜のアロマがあり、長期熟成に耐える白ワインです。

DOCG グレコ・ディ・トゥーフォ

白ぶどうのグレコ85%以上と規定されているワイン、DOCG グレコ・ディ・トゥーフォ。ミネラル豊富で綺麗な酸味が特徴です。ふくよかで、かつスッキリした味わいが楽しめる白ワインです。

イタリアワイン講座第11回のカリキュラム

イタリアワイン通信講座第11回のテキスト

イタリアワイン通信講座第11回は、ラツィオ州とカンパーニア州、「山のワイン」がテーマでした。イタリアの山脈の配置や、山から吹き下ろす風や厳しい自然環境が、ぶどうの生育とワイン醸造にどう影響するのかが説明されていました。

  • イタリアの山々について
  • 山のワインについて
  • 北部イタリアの斜面の畑
  • 山岳部のブドウ品種と代表的な銘柄
  • ラツィオ州について
  • ラツィオ州のブドウ栽培
  • カンパーニア州について
  • カンパーニア州のブドウ栽培
  • ラツィオ州を代表する銘柄
  • カンパーニア州を代表する銘柄
  • デキャンタージュの魔法(コラム)
  • アッビナメントのヒント(セコンド・ピアット)
  • カンパーニア州の風光明媚な景観と豊かな食材

このほか、今月のワインの紹介と、生産者であるカンティーネ・ディ・マルツォの説明があります。

1年にわたって続いたイタリアワイン通信講座も残すところあと1回です。

各回のテキストには、その州に限った話題以外にも、ぶどう品種やワイン醸造についての説明があるのですが、以前の回に登場したワイン銘柄や産地が登場するので、自然と復習にもなっています。

アルト・アディジェ州(第1回で登場)とか出て来ると、もはや懐かしーって感じになります笑

まだ終わっていませんが、すでに「受講してよかったなー」とかみしめております。最終回のテーマ「偉大なワイン」も楽しみです。

 

イタリアワイン通信講座のお申し込みはこちら。

Vino Hayashiイタリアワイン通信講座
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