南アフリカワイン専門店「アフリカー」で聞いてきた
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南アフリカワイン専門店「アフリカー」で聞いてきた

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南アフリカワイン専門店アフリカーで聞いてきた

ワイン好きにとって「南アフリカワインは美味しい」というのは、もうすっかり“常識”になりましたね。たまに、ひと昔前のイメージをふと思い出すことがあるんですが、当時の南アフリカワインに対する印象と現在の評価のギャップには驚かされます。

さて、そんな南アフリカワインを早くから専門に取り扱い、今やオンライン・実店舗ともに日本最大級の品揃えを誇るのが、南アフリカワイン専門店「アフリカー」です。

日本最大級の南アフリカワインショップ【アフリカー】

店主の小泉さんとは以前からX(旧Twitter)上で交流があり、一度お店に伺いたいと思っていたので、昨年末に東京の日本橋(水天宮前)にある店舗に行ってお話を聞いてきました。

取材では本当にさまざまなお話をしていただいたのですが、南アフリカワインの魅力についてはあちこちで語られていて、アフリカーさんのサイトにも情熱を持って書かれたコンテンツがあります。

南アフリカワインの魅力と特徴 アフリカー

なので、本記事ではワインショップ(兼インポーター)の経営についてや、アフリカー創業から現在までの話などを中心にまとめました。かなり具体的な内容までお話いただきましたので、(いつもどおり)少し長めですがゆっくり読んでいただければ嬉しいです。

 

アフリカー店主の小泉さん

小泉俊幸(こいずみ としゆき) 株式会社ANPAN 代表取締役 / JSAソムリエ / WOSA南アフリカワインスペシャリスト:1980年生まれ。システムエンジニアを辞め、夫婦でバックパッカーとして世界を旅した際に訪れた南アフリカと現地のワインに感銘を受ける。いったん転職した後に起業し、南アフリカワイン専門店アフリカーをオープン。会社名は、遊ぶ・飲む・平和(ピース)・遊ぶ・飲むの頭文字でANPAN。
Xアカウント→アフリカー Wine Shop , 小泉俊幸@ANPAN

※本記事に限らず、このサイトのインタビュー記事は原稿料や取材協力費などのやりとりがない押しかけ趣味記事ですが、ワインをいただくことはあります。今回は取材後にワインバーでごちそうになり、さらにお土産にめっちゃ美味しい南アフリカワインを2本もいただいたことをあらかじめお伝えしておきます!



南アフリカワイン専門店「アフリカー」店内

アフリカーの店舗看板

さてやってきました。東京・日本橋にあるアフリカーさんの実店舗。いつもSNSで「行ってきた!」報告を指くわえて見ている関西人としては感慨深いものがあります。

アフリカー店内

ワインがずらりと並んだ棚。写真の右側や下側にもまだまだ棚があります。もっと大きな規模のショップもありますが、これが全部南アフリカワインってのがすごい。(※一部にブランデーやジン、食品などもあり)

300円から飲めるアフリカーの試飲システム
試飲用のワインサーバー

そしてアフリカーさんといえば、300円から楽しめる試飲システム。定番からちょっと珍しいものまで、様々な特色のあるワインを少量ずつ楽しめます。

アフリカーの試飲用ワイングラス

試飲用のグラスは、ロブマイヤーやリーデルなどの高級ワイングラス。これで飲めるだけでも価値がありますね。

コーヒーとチョコレート

樽とコルクの椅子

試飲は座ってゆっくり楽しめます。酔ってしまうので取材時はコーヒーをいただきました。また、椅子は樽とコルク栓を模したもので、ちょっとしたところにも遊び心とこだわりがうかがえます。

距離標識

店内にある、有名ワイン産地までの距離を示したオブジェ。これ、小泉さんの手造りだそうです。

距離標識

ステレンボッシュ、スワートランド、エルギン。さすが、南アフリカのワイン産地は細かく表記されています。方角が店の奥側にあたるので気付かない方も多そうですね。ちょっと残念?

アフリカーのワインセラー

半地下にあるセラーにもワインがずらり。試飲会などができるテーブルも用意されています。

南アフリカワイン用ブドウの栽培面積

店内のあちこちに南アフリカワインについて書かれた掲示物があります。やはり南アといえばシュナン・ブラン。栽培面積が世界最大は強いですね。でも小泉さんによると、最近の傾向としてマニアックな品種の栽培割合が伸びてきているそう。アルバリーニョやアシルティコのほか、ポルトガル品種のティンタバロッカやトゥリガナショナルなども。今後ますます面白くなりそうです。

ワインショップの仕事

ワインショップアフリカーの店内

ではここからインタビューです。「アフリカー」の運営について詳しく伺いました。

 

シロ:アフリカーさんはこちらの店舗とオンラインショップの両方を運営されていますが、どちらがメインというのはあるんですか?

小泉さん:売上としてはオンライン6の店舗4くらいですが、客数は店舗のほうが多いです。だからどちらもメインですね。

シロ:バランス取れてるんですね。業務量も同じくらいですか?

小泉さん:店舗にいながらオンラインショップの仕事もするので明確に区別は難しいですが、半々くらいじゃないでしょうか。どちらもやってると時間を有効に使えていいんですよ。忙しいですけど。

ワインの梱包

オンライン注文分は半地下のセラー内で梱包して発送。

 

小泉さん:オンラインショップの作業としては「注文が入ったら梱包して発送」が基本で、ほかにサイトへの商品登録、紹介文の作成、メルマガ執筆などがあります。店舗は接客販売、品出しやディスプレイの調整、試飲会などのイベント開催、インポーターとの打ち合わせなどですかね。仕入れは毎日ここに来る電車のなかでポチポチと発注しちゃいますね。

シロ:なるほど。仕入れが毎日というと、少量でも発注できるってことですか?

小泉さん:最低数量を数ケース単位に設定されている卸もありますが、ほとんどは1ケース(12本)からいけますよ。だいたい混載可能なので1アイテム1本でも大丈夫です。前日売れたワインをインポーターごとにみて、すぐに補充できるので助かってます。

シロ:思ってたよりだいぶ気軽に買えるんですね。ところで配送って普通に宅配便で来るんですか?大きい卸は専用の配達網を持っていると思いますが、小規模なところもありますよね?

小泉さん:ワイン専門の配送会社があるんですよ。だいたいそこが使われますね。

シロ:お酒全般じゃなくてワイン専門ですか?

小泉さん:そうです。ワイン専用の温度帯で管理されていて、業者間取引では広く使われてますね。配送専門のほか、保管倉庫から配送まで一貫して請け負うところもあります。

シロ:なるほど、しっかり専用の物流システムが整ってるんですね。

小泉さん:はい。基本B to Bなので、このあたりは携わっていないと知る機会がないかもしれませんね。

参考:サードパーティーロジスティクスサービス(鈴与)

インポーターの仕事(ワインの直輸入)

アフリカー直輸入ワイン

シロ:卸との取引のほか、アフリカーさんは自社で直輸入もされてますよね。比率はどれくらいなんですか?

小泉さん:インポーターとしてはまだまだ駆け出しなので、1割くらいですかね。ここにあるセレマとかヴィノニアはウチが直輸入してます。ほかにもあるんですけど、ちょうど在庫を切らしているものも多くて。直輸入は発注から到着までに5ヶ月ほどかかるので、在庫管理が難しいんですよ。

シロ:輸入するのに5ヶ月もかかるんですね。

小泉さん:実際に船で運んでいる期間は1ヶ月もないくらいなんですが、発送までに時間がかかるんです。ざっくりですが、ワインの選定や価格交渉のやりとりで約1ヶ月かかって、ワイナリー側の出荷準備にも1ヶ月。ボトリングしていないワインだとさらに長くなります。そこから船の予約で、これもたいてい1ヶ月以上先になることが多いです。なのでスムーズにいけば4ヶ月くらいなんですが、海の様子や天候次第でスケジュールが後ろ倒しになることも多いんですよ。

シロ:あー、そりゃそうですよね。日本に入ってからも時間かかります?

小泉さん:ウチは自分で通関にいって申請するので、そこは早いですね。入港してから3〜4日で倉庫に入ります。手続きを業者さんに頼むところも多いと思うんですが、そうすると先方のスケジュール次第みたいになって遅くなることがあります。

シロ:なるほど。いろんなところで時間かかりつつも、短縮できるところはしっかりやってはるんですね。

直輸入ワインの探し方

シロ:輸入するワインはどうやって探してるんですか?

小泉さん:いくつか方法はあるんですが、まずはワインの展示会ですね。南アフリカで3年ごとに開かれる「ケープワイン」ってイベントに参加しています。南アのワイン業界イベントとして最大のもので、ここで試飲して直接ワイナリーと商談するのが基本ですね。あとはガイドブックも使います。

シロ:ガイドブック?

小泉さん:南アフリカワイン専門のワインガイドブックがあるんですよ。1000近くの生産者が載っていて、アイテムごとの説明もあって網羅性が高いんです。

 

南アフリカワイン専門誌「プラッターズ ワインガイド」

数多くの南アフリカワインを星付きで紹介する「プラッターズ・ワインガイド」。

 

シロ:こんなのあるんですね。現地で買ってこられたんですか?

小泉さん:普通にAmazonで売ってますね笑。

シロ:そうなんですか笑。


過去版はkindleもあって、かつ安い。
Platter’s South African Wine Guide

 

小泉さん:この本でピンときたワイナリーに連絡を取って、ある程度まとまったら現地を訪問して商談します。

シロ:なるほど。南アフリカへはどれくらいの頻度で行ってはるんですか?

小泉さん:年に1回は行ってますね。日本でサンプルを取り寄せる方法もあるんですが、航空便でそれなりに費用もかかってしまいますし、現地行ってまとめて話したほうが早いんですよね。コロナ禍では行けなかったですが。

一度にどれくらいのワインを輸入するのか

シロ:一回の輸入でどれくらいのワインを買い付けるものなんですか?

小泉さん:本来は原則1パレットからなので600〜800本くらいでもOKなんですが、南アフリカってコンテナ事情があまりよくなくて。設備面(リーファーなど)は問題ないんですけど、ほかのインポーターとシェアする仕組みがないんですよ。基本的に全部自分のとこだけで持ちます。また、20フィートっていう小さめのコンテナが取れなくて、40フィートコンテナになるんです。そうすると20パレット、1万本以上になります。

 

港のコンテナ

40フィートコンテナ。写真は前に神戸の港で撮らせてもらったもので、アフリカーさんとは無関係。

 

シロ:1万本……それが来るのが5ヶ月後。その間の売れ行きを予測して次の発注タイミングの先読みをしておかないといけないわけですね。売れ行き予測を楽観的に見ても日和っても、どちらも問題がありますよね。

小泉さん:そうですね。でも在庫が多くなるのは、倉庫の保管料はかかりますがそんなに問題じゃないんです。ワインなんで腐りはしないですし、キャッシュフローも今のところうまく回ってますし。困っているのは在庫切れのほうですね。

シロ:多めに入れてもやっぱり在庫切れ起こりますか。

小泉さん:同じ商品を大量に入れて回転させる場合は在庫切れを起こしにくいんですが、ウチは多品種を輸入するのでアイテムごとに売れ行きに差が出るんです。気がつけばあれがないこれもないという状態になります。そもそもの数が少ないアイテムもありますけどね。

シロ:なるほど。

小泉さん:入荷を楽しみに待ってくれているお客さんもいるので、今後はお待たせしないよう発注の精度を上げていきます。まだ日本に入ってきてなくてぜひ紹介したいワインもいっぱいあるので、さらに種類も数も増やしていきますよ。

 

南アフリカワインのザ・フレッジ

取材当日は在庫切れだった人気ワインのフレッジ。この骸骨ラベルに見覚えのある方も多いはず。これもアフリカー直輸入ワイン。

 

アフリカー創業から現在まで

ボタニカ ビッグ・フラワー カベルネ・フラン

今では南アフリカワイン専門店として日本最大級の品揃えを誇るお店となったアフリカーですが、始まりは小さなネットショップからでした。バックパッカーとして訪れた南アフリカと現地で飲んだワインに感銘を受け、いずれは南アフリカやワインに関するビジネスをと考えていた小泉さん。その後に転職した自動車輸出を手がける会社でアフリカ南部担当になり、「これは天啓だ」とばかりに起業にいたります。


シロ:創業時のお話を伺えますか。最初はオンライン専門のワインショップとして開業したんですよね?

小泉さん:そうです。自宅の部屋を改装して、ワインセラーを1台だけ置いて始めました。開業は2015年ですね。

シロ:かなり小規模でのスタートですね。もともとワイン業界とはつながりがあったんですか?

小泉さん:ないです。「どうしようかな」と思いながら、インポーターをネットで検索するところから始めました。

シロ:おおっと笑。最初はどれくらい買い付けたんですか?

小泉さん:いやー、大きな声では言えないんですが、めっちゃ少ないですよ笑。仕入れは50万円くらいだったかな?開業資金を100万円以内に抑えたので。

シロ:想像よりだいぶ少ない!SNSでよく見る“ワイン好きの一般人(自称)”の方々のほうが買ってるような笑。インポーターはそんな小規模で初取引のお店でも卸してくれるもんなんですか?

小泉さん:ちゃんと説明すれば大丈夫でした。でも会社によるのかな?とある大手さんは自宅まで見に来られましたよ。ほんとにショップやってるのかって。

シロ:卸価格で取引するわけですもんね。

小泉さん:実際に部屋へ案内して、ワインセラーを見せながら説明してご納得いただきました。ショップとしてギリギリ成立しているからいいでしょうって笑。

シロ:ギリギリ笑。でもネットショップで自宅開業だったらそうなりますよね。お話を聞くと開業のハードルは低そうですが、そこから売上を作っていくのは簡単じゃないですよね。

小泉さん:それは本当にそうです。最初はまったく注文こないし、売上がないから次の仕入れもできない。サイトを充実させようにも、アイテム登録すらできないので、ぜんぜん稼げなかったです。だから1年くらいはよそでバイトしながら食いつないでましたよ。

シロ:うーん、やはり甘くない。でもそこから店舗を構えるくらいまでの売上を作ったわけですよね。どうやって伸ばしたんですか?

小泉さん:いくつか段階はあるんですが、最初の転機はデキャンター誌(イギリスのワイン雑誌)に南アフリカワインの造り手ニュートン・ジョンソンが取り上げられた時ですね。「ブルゴーニュ以外の世界のピノ・ノワールランキング」で2位になったんです。これでめちゃくちゃ注文きました。
ニュートンジョンソン ファミリーヴィンヤード ピノノワール

シロ:やはりデキャンター誌の影響は大きいんですね。でも南アフリカワインを扱うショップはほかにもありますよね?南ア専門でやってるから伸ばせたんでしょうか。

小泉さん:それはあると思います。ただ、南ア専門でやってるショップはウチだけじゃなくほかにもいくつかあったんですよ。今はもうなくなってるか、開店休業状態みたいになっていますが。ウチが生き残れたのは、商品紹介や南アフリカに関するブログ記事を書き続けていて、お客さんが検索から来てくれるようになっていたのが大きいですね。とにかく毎日なにかしらサイトを更新していました。これがよかったのかなと。

シロ:ショップのコンテンツを充実させていたわけですね。

小泉さん:はい、ほかにできることがなかったのもありますが笑。そのあとクリスタルムが注目されるようになって、入手困難なワインになるほど人気化しました。ここでも売上がグッと伸びましたね。南アフリカワインに注目されるブロガーさんもいて、アフリカーを紹介していただいたのもかなり大きかったです。

シロ:南アフリカワインに注目するブロガー。KOころ当たりがありすぎるZE。(@あの方ですね

小泉さん:それである程度安定した売上が立つようになったので、2017年に店舗を構えました。

南アフリカワイン専門の店舗をオープン

シロ:最初の店舗は、ここ日本橋(中央区)のお店とは別の場所にあったんですよね。

小泉さん:そうです。前は足立区にありました。

シロ:実店舗の立上げって、オンラインショップとはまた違う手間やリスクがあると思うんですが、迷いなどはなかったんですか?

小泉さん:実店舗といっても当時は倉庫をそのまま開けてるようなお店でしたからね笑。オンラインショップがメインで、一応店舗もやってますよってイメージの。それでももちろんコストは増えますが、自分だけでやるなら店舗の売上がゼロでもなんとかやっていけるかなと判断してオープンしました。

シロ:オンラインでしっかり売上を作れていたんですね。店舗ができたことで、それまでとは違う層のお客さん来てくれるようになりました?

小泉さん:うーん、ほぼ土日しか来店がなくて、地元の方よりも遠方から来られる方が多かったですね。東京やその他の関東圏だけでなく全国から。なのでもっと都心のアクセスしやすい場所のほうがいいと思って、中央区に移転したんです。

日本橋にお店を移転

アフリカー店内

シロ:そういうことだったんですね。それにしても、移転後のこちらの店舗(日本橋水天宮前)は、もう完全に「ワインショップ」ですよね。綺麗だしワインの品揃えもすごいし、試飲システムや南アフリカ関連の展示も整ってますし。

小泉さん:ありがとうございます。陳列棚やオブジェなどの造作にもこだわって店づくりしました。

シロ:移転後のお客さんはどうですか?思っていたとおりの効果は出ています?

小泉さん:そうですね。遠方から来られる南アフリカワインファンの方のほか、地元の方や近くにお勤めの会社員の方にも立ち寄っていただけるようになっています。そうそう、移転直後には「この店で一番高いワインをくれ」って方もいらっしゃいましたよ。

シロ:うわ、漫画でしかみたことないやつだ笑。それは「見せてもらおうか。南アフリカワインの実力とやらを!」って意味なんですかね?

小泉さん:そこは聞かなかったのでわからないです笑。そうかもしれないし、贈答用だったのかもしれません。

シロ:そのときはいくらのワインをおすすめしたんですか?

小泉さん:2万円台のウォーターフォード・ザ・ジェムというワインです。

シロ:あら?意外と安い。

小泉さん:南アフリカワインは、フランスみたいにとんでもない価格がついているワインはまだあまりないんですよ。でも品質は確かなので。

シロ:なるほど。逆に高級ワインを安く買えてお得だってことですね。ちなみに今ならスペシャルな1本として何を勧めますか?

小泉さん:レストレスリヴァーのカベルネ・ソーヴィニヨンですね。1万円以下で買えます。

シロ:当時のワインより安くなってますやん笑。

小泉さん:そうなんですけど笑。去年飲んだなかで一番だと思ったワインで、これはお勧めですよ。メジャー品種なので比較もしやすいと思いますし。

レストレスリヴァー メイン・ロード&ディグニティ・カベルネ・ソーヴィニヨン
小泉さんのイチオシ、特別な1本としてどうぞ!

今後の展開:南アフリカをもっと知ってもらえるお店に

南アフリカワインのヴィノニアとセレマ

シロ:今後の展開はどんなことを考えてはりますか?

小泉さん:いろいろあるんですけど、取り扱い商材の拡大と多店舗展開は進めていくつもりです。

シロ:おお、ワイン以外の商品も扱うってことですよね。

小泉さん:そうです。今も一部扱っていますが、雑貨や食品などを増やして、もっと南アフリカとの繋がりを感じられるような店にしたいんです。

シロ:もともと「南アフリカ」自体が事業テーマっておっしゃってましたもんね。

小泉さん:はい。ワインが入り口かつメインなのは変わらないですが、ワイン専門店でありつつも雑多感があって、もっと幅広いお客さんに開かれた店というか。具体的にはカルディやヴィレッジヴァンガードみたいなお店が理想です。

シロ:ああー、分かりやすい。その南アフリカ版。いいですね。

小泉さん:今、南アフリカワインを気に入って支持していただいている方も、そこから南アフリカ自体にも興味を持ってもらえたら嬉しいなと。実はもう食品の直輸入は始めていて、来月には南アフリカ産ナッツバターが入荷するんです。

シロ:すでに展開中なんですね!ワインもそうですが、直輸入を増やしていくと販路拡大は必要ですよね。だから多店舗展開も。

小泉さん:そうですね。店舗とあとはB to Bですね。ワインは以前からやってますが、食品も小売店やレストランで取り扱ってもらえるように、法人営業にいってますよ。

シロ:オンラインに実店舗に法人営業まで。大変だ。

小泉さん:そうなんです。正直手が回らなくなってきてるんで、人を増やしています。この間、関西の法人営業担当も正社員で採用しました。

シロ:おおー、関西に!でも法人営業ってことは店舗をやるわけではないんですね?

小泉さん:そうですね、まだ。でも事業は拡大していくので、当然視野には入れていますよ。

シロ:それは楽しみですね。関西にもぜひお店を!今日は本当にお話ありがとうございました!

日本最大級の南アフリカワインショップ【アフリカー】

アフリカーさんには、定番からちょっとマニアックなものまで本当にいろいろな南アフリカワインワインがそろってます。南アフリカワインの実力を知りたい、どのワインを選べばいいかわからないなどがあれば、アフリカー店主小泉さんが「毎回吟味しすぎてしんどい」とこぼすほど真剣に選んでいる店主オススメセットをどうぞ。見る人が見ればわかる納得の内容です!
アフリカー セット商品一覧



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