イタリア最北トレンティーノ=アルト・アディジェ州のワインの特徴とテイスティング

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ヴィーノハヤシ講座テキスト

イタリアワインの世界をもっと深く知るために受講を開始した、ヴィーノハヤシのイタリアワイン通信講座

第1回はイタリア最北の州、トレンティーノ=アルト・アディジェ州です。

オーストリアやスイスと隣接していて、イメージ的に白ワイン生産が大多数かと思いきやどっこい。もともと主流は赤ワインで、現在も生産量の約4割を赤ワインが占めます。

ただ、ぶどう品種がスキアーヴァラグレインテロルデゴなど、イタリア土着品種が多く、日本であまり知られていない様子。これは飲みがいがあります。

それでは届いたワインを飲みながら、イタリアワイン通信講座第1回の受講レビューです。イタリアNo.1ソムリエと同じコメントはできませんでしたが(そりゃ無理笑)、2本とも軽やかで楽しいワインでしたよ。



毎月2本のワインとテキストでイタリアワインを学習

ワイン講座全体の内容、同梱のワイングラスの説明などはこちらの記事を。

イタリアワインはお好きでしょうか?私は好きです。 このサイトでもプライベートでも人に推薦しまくっている1,000円台の超絶コス...

コルタッチ(KURTATSCH)のワインをテイスティング

コルタッチのワイン2本

イタリアワイン通信講座第1回のワインは、コルタッチの赤白ワイン2本です。

白ワインはアルト・アディジェ・ソーヴィニヨン、赤ワインはアルト・アディジェ・スキアーヴァ・ソンタレール。

・Alto Adige DOC Sauvignon
・Alto Adige DOC Schiava “SONNTALER”

ワイナリー設立は1900年。日本だと明治の中ごろという老舗ワイナリーです。

「KURTATSCH」の表記が珍しいなと思ったら、これドイツ語表記なんですね。イタリア語表記だと「CORTACCIA(コルタッチャ)」です。トレンティーノ・アルト・アディジェ州はイタリア最北で、隣接するオーストリアに統治されていた時代が長いため、公用語にドイツ語も入っているそうです。

アルト・アディジェ地方は、そんな州のなかでも北側に位置するので、ドイツ語を話す人の方が多いとのこと。

コルタッチ アルト・アディジェ・ソーヴィニヨン

コルタッチ・ソーヴィニヨン・ブラン

1本目の白ワインはDOCアルト・アディジェ・ソーヴィニヨン・ブランです。

講座に付いてくるショット・ツヴィーゼルのワイングラスに注ぎ、グラスの違いによる味の変化をみます。グラスは写真左からヴィーニャ・ワイン、ボージョレ、ブルゴーニュ、ウォーター/ワインです。

  1. ヴィーニャ・ワイン(型番:110485)
  2. ヴィーニャ・ボージョレ(型番:116506)
  3. ヴィーニャ・ブルゴーニュ(型番:110499)
  4. ヴィーニャ・ウォーター/ワイン(型番:110459)

まずは林ソムリエのテイスティングコメントを見ずに、自由に感じたことをメモします。

コルタッチ・ソーヴィニヨン・ブランのテイスティング

グラスを替えながら飲んでいくので、結構大変です。

ワイングラスによって随分と味が変わります。特に香りの違いは、誰でも即座に分かるレベルですね。

一通り飲んで感想を書いたところで、林さんのテイスティングコメントをみます。

テイスティングコメント

出ました!猫のおしっこ笑。ソーヴィニヨン・ブランの特徴には時々出てくるんですが、私これ一度も感じたことないんですよ。

眠そうな猫

猫のトイレは毎日掃除しているので、猫のおしっこがどういう匂いかはわかっているんですけどね。ちなみにこの子はオス猫です(匂いが強い)。

鼻にツンとくるアンモニア臭をもっと軽くしたものでしょうが、このワインでもあんまり感じないですねえ。

“セージ”も分からなかったですが、「青臭い」とメモをしていたので、この香りでしょうね。1番のグラスで最も強く感じました。

コルタッチ・ソーヴィニヨン・ブラン

このワイン「コルタッチ・アルト・アディジェ・ソーヴィニヨン」には、2番の中くらいのバルーン型(ショットツヴィーゼル・ヴィーニャ・ボージョレ)ワイングラスが一番合うと感じました。

グラスが小さいと香りが立たず、大きすぎると苦みが強くなります。ボージョレグラスがちょうどいいです。

コルタッチ アルト・アディジェ・スキアーヴァ・ソンタレール

コルタッチ・スキアーヴァ・ソンタレール

2本目は赤ワイン。DOCアルトアディジェ・スキアーヴァ・ソンタレールです。造り手は同じくコルタッチ。スキアーヴァはイタリアの土着ぶどう品種です。

コルタッチ・スキアーヴァ・ソンタレール

色合いは、これルビーですね。とか言いたいところですが、宝石のルビー自体、色のバリエーションいっぱいあるので、どれがルビーかわからん!笑

ワインテイスティングにおいては、ワインが若ければルビー、熟成が進めば(色は薄くなる)ガーネットというのが基本でしたが、近年では変わっていて淡い方がルビーとの話もあり、ほんとによくわかりません。(こういうところこそ、講座で質問すべきかも?)

正直プライベートで飲む時には、ほとんど気にしません。ワインバーとかだと照明がダウンライトで、あんまり分からないですし。

まあ今は一応作法にのっとり、これはルビーということでソムリエ林さんのコメントをチェック!

コルタッチ・スキアーヴァ・ソンタレールのテイスティングコメント

合ってた笑

スキアーヴァはたぶん初めて飲むぶどう品種なのですが、これ私の感覚ではピノ・ノワールです。ブラインドで飲んだら、間違いなくピノ・ノワールって答える。

ブルゴーニュのピノ・ノワールよりさらに軽い感じで、荘厳さはないけど、小粒の赤いあめ玉みたいなイメージ。なんか可愛らしいワインです。

初日はけっこう酸味があったので、2日目以降がおすすめです。甘味が出てきて丸っこくなります。フレッシュで元気だけどまろやかで、かなり好きなバランスですね、これ。

このコメントがソムリエ林さんとどう違うかは秘密です笑

コルタッチ・スキアーヴァ・ソンタレール

こちらの「コルタッチ アルト・アディジェ・スキアーヴァ・ソンタレール」も、ワイングラスは2番の中くらいのバルーン型(ショットツヴィーゼル・ヴィーニャ・ボージョレ)が一番良かったです。3番のブルゴーニュ型だと大きすぎるのか、味がぼやける感じがしたんですよね。

ボジョレーグラス強し!です。イタリアワイン講座なのに笑

トレンティーノ=アルト・アディジェ州のワイン

トレンティーノ=アルト・アディジェ州

イタリア最北の州、トレンティーノ=アルト・アディジェ州は、北部がアルト・アディジェ、南部がトレンティーノになっています。

この州のワイン生産者として最も有名なのはフェッラーリじゃないでしょうか。

基本のブリュットは、味は最高なのにわりと買いやすいコスパワイン。シャンパンと同じ瓶内二次発酵のスパークリングワインで、イタリアではスプマンテと呼びます。フェッラーリはトレント県のワイナリーなので、州南のトレンティーノ地方ですね。

イタリアを代表する超有名スプマンテなので、トレンティーノ=アルト・アディジェ州はフェッラーリとも紐付けて覚えておくとします。

課題ワインではありませんでしたが、テキストでも紹介されていました。

アルト・アディジェ地方の主な栽培ぶどう品種

テキストによると、北側のアルト・アディジェでは、今回飲んだコルタッチのように赤ワイン用のスキアーヴァラグレイン種が有名。白ワインはミュラー・トゥルガウゲヴュルツトラミネールのようなドイツ系のぶどう栽培が盛んです。

トレンティーノ=アルト・アディジェ州

ぶどうのほか、りんご栽培もさかんだそうで、「ふじ」品種も造っているとのこと。ほほー、イタリア産ふじりんご。

こういうちょっとした“引っかかり”のあるうんちくって、すごく記憶に残りますよね。本筋と結びつけて覚えると忘れにくい。ソムリエ・ワインエキスパート資格取得など目指している方は要チェックです。

イタリアワイン講座第1回のカリキュラム

第1回講座の内容はこちら。コルタッチのワイン2本飲み比べ以外のカリキュラムです。

  • イタリアワインの多様性(葡萄品種・テロワール・生産者)
  • イタリアのワイン法(DOCG・DOC・IGT・VdT)
  • ラベルの読み方
  • トレンティーノ=アルト・アディジェ州について
  • 最適なグラスの選び方
  • テイスティングの基本

多岐にわたっていますが、テキストは14ページと薄くすぐに読めます。逆にこれだけコンパクトにまとめるの大変だったろうなあと思いました。

たとえばテイスティング技法なんて、これで本が一冊書けてしまうくらい内容ありますからね。でも自分がワインを楽しむだけなら、そんなにいらないんですよ。一言でいえば「色と香りと味わいをみる」で済みますし。

これを「何をどのようにみるのか」という最小限の説明にとどめ、1ページにまとめてあります。もし興味が出たら、本を買うなりすればいいので、“ざっくりわかる”というのはいいですよね。

ワイン法なんかもそんな感じで、細かい説明はバッサリ省いて「買うときの目安」という観点になっています。

飲んだワインを忘れないコツ

ヴィーノハヤシ講座テキスト

イタリアワイン講座第1回を受講してみて思ったのは、ワインは丁寧に飲むと忘れないということですね。

テイスティングコメントの記入はもちろん大きいのですが、きちんとグラスをそろえ、テキストを読みながら飲むという動作自体も重要です。

記憶法でも五感を使って覚えると言われますよね。目で見て単語帳に書いて、声に出して読むことで覚えたり。

今回、飲んだワインの香りと味が、テキストの説明や手で紙をめくる感触などにも結びついているのを感じます。たぶん忘れないでしょう。

講座形式でワインを買うと、こんな利点もあるんですね。

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