ハズさない安旨ワインでおなじみ!モンテプルチアーノ・ダブルッツォの特徴と生産地

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イタリアワイン通信講座アブルッツォ州

ワイン好きには「ダブルッツォ」の方がなじみ深いアブルッツォ州は、イタリアの中部、東側のアドリア海側に面している州です。

言わずと知れたモンテプルチアーノ・ダブルッツォの名産地ですね。“アブルッツォのモンテプルチアーノ”を意味する「di Abruzzo」が省略されてd’Abruzzo(ダブルッツォ)です。

モンテプルチアーノ・ダブルッツォはイタリアの安旨ワインの代表格であり、若いウチからでも美味しく飲める、とてもコスパのいいイタリアワインです。

このサイトでもリアルでも何度紹介したかわからない神の雫登場ワイン「カサーレ・ヴェッキオ」。いつ飲んでも誰に出しても「旨い!」と言われるこのワインもモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。

デイリーワインだけでなく、もちろん高級な銘柄もあります。

そんなモンテプルチアーノ・ダブルッツォと、生産地のアブルッツォ州をご紹介します。



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DOCモンテプルチアーノ・ダブルッツォ

イタリアワインのモンテプルチアーノ・ダブルッツォ

モンテプルチアーノ・ダブルッツォは、その名のとおりアブルッツォ州で認定されているワイン銘柄です。

黒ぶどうのモンテプルチャーノ種から造られ、100%使用のものをよく見ますが、85%以上使っていればモンテプルチアーノ・ダブルッツォを名乗ることができます(他にも規定はあります)。

特徴は豊かな果実味、凝縮感がありながらサラリとしたミディアム寄りのボディ。穏やかで親しみやすいタンニンなど。まあ「飲みやすい」んですよね。

ヴァレンティーニなど、高級ワインの有名銘柄もありますが、やっぱりコスパの高さから、1000円台〜3000円くらいまでのワインに注目してしまいます。

神の雫には3本のモンテプルチアーノ・ダブルッツォが登場しましたが、いずれも1000円台ワインです。どれ買ってもハズレなしでとてもコスパいいですよ。

神の雫11巻ヨーリオ(ウマニ・ロンキ)
神の雫19巻カサーレ・ヴェッキオ(ファルネーゼ)
神の雫34巻グラン・サッソ(グラン・サッソ)

DOCGモンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネ

モンテプルチアーノ・ダブルッツォを認定するエリア内にある、コッリーネ・テラマーネで造られるワインが、DOCGモンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネです。

DOCより上の格付け、DOCGをアブルッツォ州で初めて獲得した優良ワインです。

といっても、コスパの高さは健在で2000円台で買えてしまいます。先ほどご紹介した、カサーレ・ヴェッキオのファルネーゼ、ヨーリオのウマニ・ロンキなども、コッリーネ・テラマーネを造っています。どれもやっぱりワンランク上の味わいでおすすめ。

アブルッツォ州のワイン造りについて

アブルッツォ州のワイン造り

アブルッツォ州は海と山に囲まれた地形で、地中海性の温暖な気候のため、ぶどう栽培に非常に恵まれた地域です。

ぶどう品種はやはりモンテプルチアーノが多く、白ぶどうではトレッビアーノの栽培が盛んです。

気候も知名度もあるのに、格付け銘柄がさほど多くないのは意外な気がしますが、それだけ大衆に親しまれるワインが多いということでしょうかね。

ちなみにおとなりのモリーゼ州は1964年にアブルッツォ州から独立した新しい州で、2州合わせても人口は166万人とのことで、その辺も関係しているんでしょうか。羊の放牧が盛んで、人口より羊が多いそうですよ。

ヴィーノハヤシのイタリアワイン通信講座第9回に詳しく説明があります。イタリアワインを深く知るのにおすすめです。



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アブルッツォ州のワインをテイスティング

アブルッツォ州のワイン

ヴィーノハヤシのイタリアワイン通信講座で送られてきた2本のワインを4つのワイングラスでテイスティングします。

ワインはどちらもアブルッツォ州のもの。DOCアブルッツォの白ワインと、赤ワインDOCモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。

Abruzzo DOC Pecorino Superiore fontefico
Montepulciano d’Abruzzo DOC 420 Montepulciano TORRI

白ワインはペコリーノ100%で生産者はフォンテフィーコ。2006年にファーストヴィンテージのモンテプルチアーノ・ダブルッツォをリリースしたという新しいワイナリー。

赤ワインの生産者はトッリ。オーガニック認定も受けている、高品質なワインを造るワイナリーです。

フォンテフィーコ アブルッツォ・ペコリーノ・スーペリオーレをテイスティング

フォンテフィーコ アブルッツォ・ペコリーノ・スーペリオーレ

第9回イタリアワイン通信講座で送られてきたワイン、1本目はフォンテフィーコ アブルッツォ・ペコリーノ・スーペリオーレです。

チーズと同じ名前のぶどう「ペコリーノ」ですが、元々は羊に食べさせていたぶどうだったという由来があるとか。

また4種類のワイングラスで飲み比べます(写真左が1番)。

  1. ヴィーニャ・ワイン(型番:110485)
  2. ヴィーニャ・ボージョレ(型番:116506)
  3. ヴィーニャ・ブルゴーニュ(型番:110499)
  4. ヴィーニャ・ウォーター/ワイン(型番:110459)

まずは香りです。

ちょっと顔を突っ込むと、グレープフルーツ、レモン、白い花、ハーブが漂ってきます。

一口飲むと、酸味が綺麗なすっきり系のワイン。後味にちょっと苦みがあるのも好印象です。

とはいってもサラサラと喉をとおる感じではなく、グッとくるボリューム感もあり。あとでみたらアルコール14%ありますね。しっかりしています。

フォンテフィーコ アブルッツォ・ペコリーノ・スーペリオーレのテイスティング

取れた香りは林ソムリエともほぼ合致。ハーブは、バジル・ういきょうに分けて捉えてはりましたが。どうしてもハーブってまとめてしまいます。

味わいはやはり酸味がキモとのことで、キリッと冷やして飲みましょう。

ワイングラスは1番の小ぶりのボルドータイプが一番合うと思いました。

トッリ 420・モンテプルチャーノ・ダブルッツォをテイスティング

トッリ 420・モンテプルチャーノ・ダブルッツォ

続いてのテイスティングは、ついにやってきたモンテプルチアーノ・ダブルッツォ!トッリ 420・モンテプルチャーノ・ダブルッツォです。

香りは、キウイの皮、スパイス(ターメリック)、うめ、しそ、ミント、鉄くぎかなあ。

キウイの皮がどんな表現したらいいか分からなかったんですよ……。キノコの香りのようでもある、特に乾燥したポルチーニ茸。これ何ですかねー?林ソムリエのコメントにはそれっぽいものはなかったです。

林ソムリエのコメント:ブルーベリー、ブラックベリー、しそ、チョコレート、土、スパイス、ユーカリ

私の舌では、ベリー系がうめ、土が鉄くぎ、ユーカリがミントに変換されているようです。でもキウイの皮がなー、一番強かったんだけど。

トッリ 420・モンテプルチャーノ・ダブルッツォをテイスティング

味わいは、まろやかなタンニンでとってもシルキー。かなり濃く感じますが、酸味が最後まで残るのでバランスがよく、優しいワインに仕上がっています。

香りは梅しその要素もかなり強く、独特なので好みは分かれそう。たぶんみんな「うん、紫蘇だね」って言うと思うw 私はこのワイン気に入りました。

ワイングラスは2番の小ぶりのボージョレタイプが一番いいです。香りと酸とタンニンのバランスが綺麗にまとまる感じがありました。

  1. ヴィーニャ・ワイン(型番:110485)
  2. ヴィーニャ・ボージョレ(型番:116506)
  3. ヴィーニャ・ブルゴーニュ(型番:110499)
  4. ヴィーニャ・ウォーター/ワイン(型番:110459)

イタリアワイン講座第9回のカリキュラム

イタリアワイン通信講座アブルッツォ州

第9回講座の核になるのは、アブルッツォ州とモリーゼ州についてです。

  • 伝統的なワイン造りについて
  • 革新的なワイン造りについて
  • 自然派/ビオワインについて
  • アブルッツォ州・モリーゼ州について
  • 貴族タイプのワイナリーの傾向
  • 農夫タイプのワイナリーの傾向
  • アッビナメントのヒント(アンティパスト)

ほかにもコンテンツが用意されています。最初は、イタリアの伝統的なワイン造りと革新的なワイン造りの比較から始まりました。バローロ・ボーイズやアンジェロ・ガヤのワイン造りがどのように革新的なのかを説明しています。

ほかにも自然派ワインの分類(ビオロジコとビオディナミの違い)や、ワイナリーをいわゆるシャトーなどの貴族タイプと、ドメーヌ的な農夫タイプに分けて実態を説明するなど、読み物としても興味深かったです。

こういうふっと出てくるコンテンツに、学びがあるのはいいですね。毎回届いたワインを飲みながら、ゆっくり楽しんで読んでいます。

 

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ワイン講座全体の内容、同梱のワイングラスの説明などはこちらの記事を。

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