ずっと行きたかった山梨県のサントリー登美の丘ワイナリーに行ってきました。
ぶどう収穫前の時期で畑は緑一色の美しさ。また天気もよくて景色はほんと最高でした。高級ワインの試飲や、人数制限があるワイナリーツアーにも参加できたので、大満足です!
これからサントリー登美の丘ワイナリーに行こうとお考えの方に、お伝えしたいポイントをまとめるとこんな感じです。
- 「登美」など高級ワインの試飲ができる
- 試飲は無料ではなく“天空のワインバー”というイメージ
- ワイナリーツアーには絶対参加すべし
- ツアーは当日先着順受付なので早めに行く
- 電車組はJR竜王駅からタクシーで約15分(2400円程度)
- レストラン・バーベキュー場は閉店
- 全部で2〜3時間みておけばOK
- 景色サイコー
それでは、これらのポイント詳細をご説明しつつ、大人の休日を満喫してきた「サントリー登美の丘ワイナリー」のレポです!
目次
サントリー登美の丘ワイナリーの基本情報
登美の丘ワイナリーでは、ワインショップでの試飲(有料)のほか、ぶどう畑の見学、歴史やワイン造りの資料展示、地下セラーなどもいけるワイナリーツアーなどが楽しめます。
試飲は有料なので、きちんとグラスに入ってそれなりの量があります。いろいろな銘柄をちょびっとずつ楽しめるバーといった雰囲気。
到着するといきなりこんな景色です。晴れた日には、ぶどう畑の向こうに富士山もみえます。景色がほんとに綺麗なので、天空のワインバーという認識で行くと、満足できると思います。
名称 | サントリー登美の丘ワイナリー |
住所 | 〒400-0103 山梨県甲斐市大垈(おおぬた)2786(MAP) |
電話 | 0551-28-7311(電話受付時間9:30〜16:30) |
営業時間 | 9:30~17:00(最終入場 16:30) |
定休日 | 火・水曜日 ※8月~11月は水曜日のみ 1月~3月下旬は休業 |
料金 | 入場無料、ワイナリーツアー・試飲ともに有料 |
アクセス | 電車:JR甲府駅からタクシー約30分、JR竜王駅からタクシー約15分 車:中央自動車道双葉スマートインター、または韮崎インターから車で約10分 |
駐車場 | 乗用車約75台 |
公式サイト | https://www.suntory.co.jp/factory/tominooka/ |
登美の丘ワイナリー見学ツアー
まず、タイミングが合うならワイナリーツアーには絶対に参加した方がいいです。土日祝のみで1日1回か2回と、わりとシビアですが。私は日曜日の10時40分のに参加。
もちろん、内容が楽しいからが第一の理由なんですが、これ参加できないと、ワインショップで飲むのと、その周辺で景色をみるしかやることがなくてですね……。せっかく来たのだから、細部まで見ていきたいですよね。
ツアーは35人乗りのバスにのって、上の方のぶどう畑までいきます。展望台もあって、ワインショップがあるエリアよりさらに景色がいいです。地下の熟成庫も洞窟のようで、これぞワインセラーといった雰囲気が最高です。
ワインショップの奥の方にワイナリーツアー受付カウンターがあります。ワイナリーに着いたら、まずツアー受付にいきましょう。(写真の右奥です)
私が到着したのが10時頃。10時40分からのツアーでしたので、まだ余裕があるようでした。「満席です」と言われている方をみたのは10時30分ごろでしたね。ちなみに7月末の日曜日です。
待ち時間は、受付でもらえるスタンプラリークイズをやって過ごしました。全問正解で豪華賞品(ポストカード笑)もあるし、自然にワインショップ周辺を散策できます。早々とテイスティングしまくるのもOKです。
ツアーでは、最初にちょっとサントリー登美の丘ワイナリーの説明DVDを観てから、外に出てバスに乗ります。
ぶどう畑が一望できる展望台へ
バスはかなり立派です。
ワインショップのあるところから、ずんずん山の上に登っていきます。途中のぶどう畑を見ながらガイドさんの説明が入るので、懐かしいバス遠足って感じでとてもいいです。
ぶどう畑をみながら登るのぼる。
展望台です。美しいなあ、ほんま。
この日は台風が去った直後で、雲が多く富士山は見えませんでした。でも、逆にこの雲がほんといい感じで、気持ちが良かったです。
畑の中にも入れます。これは黒ぶどうのカベルネ・ソーヴィニヨン。まだ色づく前ですね。
ぶどうの樹の上には、雨を防ぐビニールが。大事にされていますねー。手間かかってる。
セラーに眠る樽とワイン
ぶどう畑の次は、ワイン貯蔵庫です。この写真は出口だったんですけどね。入り口撮り忘れた笑
樽熟庫。木樽が並ぶさまが圧巻です。
樽での熟成について詳しく説明してくれます。外がめっちゃ暑かったので、ひんやりしたセラー内でのガイドがありがたい。
そして、こんな洞窟みたいなとこをどんどん入っていきます。写真は補正後で、実際はもっと薄暗いです。お子さんたちは、はしゃいでいました。そりゃーこんな秘密基地みたいなとこ、テンション上がりますよね笑
左右ずーっとワインが続きます。カビ臭さはほとんどないです。
ヴィンテージワインの部屋。1970年代からのワインもあります。
熟成庫を出たあとは、再びバスに乗ってワイナリーショップまで戻ります。ここまでで1時間ほどでしょうか。
さて、ワインショップについたらテイスティングです。ワインはツアー料金に含まれます。この3本が出てきました。ドライバーさんやお子さんにはぶどうジュースがあります。
やっぱり値段どおりブラック・クイーン&マスカット・ベーリーAがおいしかったかな。
ここでも、スライドを観ながらワインの詳しい説明が。品種の特徴から、合わせる料理まで、けっこう役に立つ情報を教えてくれます。
これで登美の丘ツアー80分の全行程終了。楽しかったです!
ワインショップでテイスティング
ワインショップ内にはテイスティングカウンターがあり、いろんなワインを少しずつ飲むことができます。
有料ですが、ちゃんとワイングラスにそこそこの量(30ml)を注いでもらえます。おつまみも買えるので、ワインバーと考えた方がいいですかね。
最初に飲むのはこれ。
“登美・白”でございますよ。ボトル1本いちまんえん。やっぱ旨いですなー。林檎やパイナップル、さらに邪魔しない程度に樽がきいていて、しっかり高級ワインのお味です。
続いて“登美・赤”も。これですでに2200円ですが、いいんですよ。ボトルで買ったら10倍ですから。
はー幸せだーと思いながら、次々飲みます。
テイスティング3種セット。
こちらは“登美の丘・甲州”。テイスティングは400円。柑橘とハーブの香りがきます。
味はちょっと淡いかな。うん、まあ先にフラッグシップの“登美・白”を飲んじゃいましたからねw
おつまみは、まい泉のポークジャーキー。これやたら旨かったですね。
そしてそして。
登美・ノーブルドール。伊勢志摩サミットでも各国首脳陣に振る舞われた、最高級貴腐ワインです。お値段5万円。
テイスティングでも1杯2000円なのですが、これ飲めてよかった。
ソーテルヌなどと比べると、濃厚さは控えめですが、しっかり貴腐ワインしています。ハチミツよりメープルシロップのイメージ。
マツコの知らない世界でも、神の雫原作者がおすすめしていました。
テイスティングの提供がない時もあると聞いたので、あってよかったです。
他にもいくつか飲んで、昼前だというのにけっこうヘロヘロになりました笑
気に入ったワインがあれば、そのまま購入できます。さすが品揃え、在庫数は抜群です。
レストラン・バーベキューはすでに閉店
登美の丘ワイナリーには、“ワインテラス”というレストランがありましたが、すでに閉店しています。ワインに合うランチセットや、広いテラスでのバーベキューなどが楽しめたそうですが。この写真の建物の上にありました。
食事処がなく、さらに飲食物の持ち込み禁止というのが、登美の丘ワイナリーでちょっとネックになるところです(お水は無料のウォーターサーバーあり)。
試飲と合わせて楽しめるジャーキーやクラッカーなどは、ワインショップにあるのですが、まあおつまみですしね。
せっかく眺めが最高で気持ちいいテラスがあるので、弁当持参のピクニック的な使い方を解放してもよさそうなのになーと思いました。
登美の丘ワイナリーへのアクセス(電車・車・バス)
登美の丘ワイナリーへの行き方です。地図を見ると、JR竜王駅が最寄り駅となっています。東京側からみて、JR甲府駅のちょっと向こうですね。(Googleマップで見る)
ちなみに登美の丘ワイナリーのサイトには、甲府駅からタクシーで30分、竜王駅から15分と併記してあるので、もしかして竜王駅にはタクシーがあまり停まらないの?と思ってしまいました。
こちらがJR竜王駅のタクシー乗り場です。ちゃんとあるのでご安心を。ちなみに竜王駅の建物は安藤忠雄氏の設計だそうで、見応えがあります。
竜王駅から登美の丘ワイナリーまでの料金は片道2400円ほどでした。甲府駅からだと5000円弱かかるそうです。帰りもタクシーを電話で呼んだのですが、朝と同じ運転手さんが来ました。台数は少ないかもですね。
車の場合は、中央自動車道双葉スマートインターか、韮崎インターより車で約10分です。登美の丘ワイナリーの駐車場は75台分あるので、余裕だと思います。→0551-28-7311(カーナビ用)
バスはないの?と思って調べたんですが、ちらほら「快速・甲府駅南口〜サントリー登美の丘ワイナリー線」の口コミはあるものの、時刻表が出てこない。甲府駅から出る土日祝限定のバスがあるようです。ただ、山梨交通のサイトに情報が載っていないので、なくなったのかもしれません。
まあ路線バスが存在していたとしても、ワイナリーツアーの時間を考えると、調整が難しいと思います。ツアーは予約できず、当日の先着順ですし。素直にタクシーをおすすめします。
近隣のワイナリーは?
山梨県で最も有名なワイン生産地は勝沼で、サントリー登美の丘ワイナリーは、勝沼エリアからは離れた甲斐・甲府エリアにあります。
今回は東京から日帰りで行ったのですが、ワイナリー見学に丸一日は必要ないと思ったので、同じ日にいけるワイナリーはないかな?と探しました。
- シャトレーゼベルフォーレワイナリー(JR塩崎駅)
- 敷島醸造(昇仙峡近く)
- サドヤワイナリー(JR甲府駅)
- シャトー酒折ワイナリー(JR酒折駅)
マップ左から順番です。この4箇所のワイナリーがわりと近くにあります。サントリー登美の丘ワイナリーと組み合わせしやすそうな場所から選びました。シャトレーゼとサドヤは駅から徒歩5分で行けるので便利です。
いずれもワイナリーツアーや工場見学を行っていますので、ワイナリー巡りのご参考に。
私は日帰りで、サントリー登美の丘ワイナリーのほかサドヤワイナリーにも行きました。こちらもまた書きます。
勝沼エリアのワイナリー巡りはこちらの記事に書きました。
登美の丘ワイナリー近隣の宿泊施設
登美の丘ワイナリー近辺で宿泊するなら、石和温泉でしょうか。昼間ワイナリー見学しつつ飲んで、夜は温泉に浸かってまた飲むとか最高ですね。
石和温泉郷は、JR竜王駅からは東へ3つめの駅になります。温泉旅館が多くあります。
ビジネスホテルや格安ホテルを探すならJR甲府駅周辺にあります。
登美の丘ワイナリーは楽しい
一人でも、誰かと行っても。また家族連れでも、サントリー登美の丘ワイナリーは楽しめます。
冒頭で言ったとおり、ワイナリーツアーに参加するのがベター。一応、ツアーに参加しなくても、ワインショップ目の前にあるぶどう畑の見学や、資料館の見学はできます。
テイスティングに関しては、「プラカップの無料試飲でガンガン飲みたいんじゃーい」って方には合いませんが、私は有料試飲のシステムは好きです。気を遣わないでいろんな種類飲めるし。
何より景色は本当に素晴らしいので、これだけでも来てよかったと思えます。ぜひ贅沢な休日を〜。