九州のワイナリー「熊本ワイン」は、人気すぎてなかなか手に入らない「菊鹿シャルドネ」が有名なワイナリーです。
九州ワインの評価を一気に引き上げたと言われ、一部では幻のワインと呼ばれているとか。神の雫にも登場しています。
そんな熊本ワインは、熊本市中心部からほど近い市内にあるワイナリー。もともと見学ができる体験型ワイナリーとして設立されたので、市街地からも行きやすくなっています。
熊本ワインのみどころやおすすめワイン、行き方などをご紹介します。
名称 | 熊本ワイン |
住所 | 〒861-5533 熊本県熊本市北区和泉町字三ッ塚168-17(MAP) |
電話 | 096-275-2277 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | なし ワイナリーショップは水曜定休 |
料金 | 入場無料 |
アクセス | 電車:JR鹿児島本線 西里駅下車 徒歩約20分 バス:交通センター産交バス4番のりば(和泉、北区役所前経由植木行)から荒神入口フードパル熊本前下車 車:熊本市中心部から15〜20分、九州縦貫自動車道植木ICから20分 |
駐車場 | 500台(フードパル熊本) 料金無料 |
公式サイト | https://www.kumamotowine.co.jp |
目次
熊本ワイン(ワイナリー)の施設
熊本ワインはフードパル熊本というイベント・コミュニティスペース内にあります。
芝生と道路が整備された広大な敷地内に、熊本ワイン株式会社のほか、杉養蜂園、永田パン、白い貴婦人などの企業や工場があり、フリーマーケットなどのイベントが開ける大きな芝生広場や、屋内での体験イベントができる熊本食品交流館まであります。
地図はフードパル熊本公式サイトから。一つひとつの施設がけっこう大きいです。
熊本ワイン・ワイナリーショップ
熊本ワインは、ワイナリーショップがメイン。フレッシュ・フルーティが売りの「肥後六花」シリーズを中心に揃えています。1500円ほどのワインですね。
他にも極甘口の「巨峰のしずく」、ライトな「思い出のワイン」など、種類は多いです。
熊本ワインの試飲(無料・有料)
ワイナリーショップでは、熊本ワインの試飲ができます。
ほぼ全種類試飲しました。デラウェアやナイアガラの甘口は、本当に甘いです。
辛口表記のものも、わりと甘味を感じる造りです。フレッシュ・フルーティーという口上そのままですね。
菊鹿シリーズの販売はありませんでした(でも有料試飲分は残してありましたよ)。私が訪問したのは3月末で、一番在庫が少ない時期ですから、大人気の菊鹿シャルドネがあるわけないですね笑。
たいていのワイナリーは4月からその年のワインを売り出します。熊本ワインは4月1日販売開始だそうです。
山梨のワイナリー巡りをしたときも、こんなんだったなあ。なぜ学習しないのか(仕事の休みが取りやすいからです)。とにかく3月はどこもワインが少ない!と覚えておきます笑。
有料試飲もあり。菊鹿シャルドネもありました!400円と頼みやすい価格なのですが、実は前日に九州ワインフェスタに参加して、菊鹿シャルドネはいただいておりました。
なのでこの日はマスカット・ベーリーA樽熟成を。おつまみにサラミも出していただきました。
うお、旨い!ジャムっぽさがきますが、強い甘味やエグさがなく、ほのかな樽香と合わさって、とても上品な味わい。
しかもこれでフルボトル2000円しないのは安い。間違いなく高コスパの安うまワインと言えます。
樽熟成じゃないほうのマスカット・ベリーAは、無料試飲でも飲めます。こちらはライトボディの軽いワイン。フルーティーですが、私はやっぱり圧倒的に樽熟成が好きですね。値段も300円しか変わらないし。
熊本ワイン工場見学
熊本ワインでは工場見学ができます。3月だったのでまったく稼働していませんでしたが……。
地下のセラーも見学できるのですが、残念ながらこの日は閉まっていました。イベントやっていたからかな?
フードパル熊本とは
熊本ワインが入っているフードパル熊本は、「食」をテーマにしたモールです。フードショップや工場が集まって、ショッピングや見学、体験イベントなどが開かれています。
こういう施設、エリアって何て言うのかな?と思ったら、公式サイトに「食のファクトリーパーク」「生活者交流型食品工業団地」と記載がありました。うーん、ちょっとしっくりこないですが、まあ工業団地か。
この日はイベント「ワールドフーズカーニバル」と、市民参加のフリーマーケットをやっていて、盛り上がっていました。
奥の方までずーっとフリマスペースが続いています。
くまもと肉マルシェも開催していました。
熊本来たし、とりあえず「あか牛」は食べとかなあかん。
屋内では、アフリカンミュージックのダンスパフォーマンス(火の国アフリカ)や、地元高校生らの吹奏楽演奏も。
かなり人が集まっていたのですが、敷地が広大なので混雑という感じはしません。とてもいいですね。
やっぱりいたくまモン。
これはあの有名な「ソーセージマルメターノ」ですね笑
熊本名物「からし蓮根」も売っていました。
熊本ワインへの行き方・アクセス
熊本ワイン(フードパル熊本)は、市内で便利とはいえ、少し街から離れた小高い丘の上にありますので、車がベストです。
ただ、車でいくとワインの試飲ができないんですよね。運転役がいるならいいのですが、私は一人で行ったので、バスを利用しました。ただ1日に4本〜6本しかないので注意してくだせえ……。
熊本ワインへの行き方を説明します。
JR熊本駅から市電で交通センターまで行きバスに乗る
地元以外の方が多く利用すると思われる、JR熊本駅からの行き方です。地図での位置関係は上のとおり。
JR熊本駅の白川口(東口)から降りると、目線の先に道路を走る市電の駅「熊本駅前」が見えます。
そこから建軍町方面行きに乗って5駅、12分で「辛島町」につきます。降りたら左手側に向かいましょう。ここが交通センター(バス乗り場)になります。
交通センターで4番乗り場を探します。そして新4植木(北区役所)行きに乗ります。
荒神入口・フードパル熊本前まで20〜30分ほどで着きます。
降りたらこの地図をみて歩いていってください。5分ほどで熊本ワインに到着です。お疲れ様でした。
イベント時には臨時でフードパル熊本内にバス停ができます。私のときは地図のこの場所にありました。
JR熊本駅から西里駅まで行き歩く
フードパルにはJR鹿児島本線西里駅から歩くこともできます。JR熊本駅から西里駅までは約10分。そこから徒歩20分で熊本ワインに着きます。
ですが、小高い丘の上にあるので、実際はかなりしんどいと思われます……。
こんな感じのとこ上まで登っていきますので。
車で行く
車の方はナビでびゅーんと行ってください。登録用の住所と電話番号置いておきますね。「熊本ワイン」の名称でも出てくると思いますが。
〒861-5533 熊本県熊本市北区和泉町字三ッ塚168-17
096-275-2277
熊本ワイン公式サイトによると、熊本市中心部より15〜20分。九州縦貫自動車道植木ICより20分とのこと。
フードパル熊本公式サイトにアクセスマップがあります。
熊本へはバリ得こだま・ひかり・つばめが激安
私は関西から熊本ワインに行ったのですが、最初飛行機にするか新幹線にするか迷いました。自宅から空港までの距離を考えると、あんまり時間変わらないんですよ。
それで調べていたら、日本旅行が出している新幹線プラン「バリ得つばめ」を見つけました。新大阪から熊本まで1万400円です。みずほ指定席の正規料金だと熊本まで1万8850円なので、バリ得めっちゃ安いです。
【バリ得新幹線】ひかり・こだま・つばめ号で博多・小倉・熊本・鹿児島へ!
ちなみに博多までなら7500円。のぞみ・みずほ指定席の正規料金は1万5310円です。
各駅停車のこだまはさすがに時間かかりすぎてキツイですが、ひかりなら30分ほど遅いだけです。この30分差をどう取るかですね。
新大阪だけでなく、新神戸や姫路からも乗れます。ほか、広島や岡山から乗れるバリ得山陽版もあるので、西日本にお住まいの方はチェックしてみてください。
【バリ得新幹線】ひかり・こだま・つばめ号で博多・小倉・熊本・鹿児島へ!
【バリ得プラン山陽版】ひかり・こだま・つばめ号で博多・熊本・鹿児島へ!
注意点として、これは形式上ツアー商品なので、座席ありの線をサイトで申し込んでも、日本旅行が席を押さえるまでは確定ではありません。私はこれでやられました……申込みはできたのに、翌日「取れませんでした」って返信が。
けっこう早めに売り切れますので、予定が決まったらまず押さえちゃってください(キャンセル料は10日前からです)。
みずほやさくらを使えば新大阪−熊本間を1本で行けますが、博多乗り換えの方が安くなります。
安く抑えたいならバリ得がベストです。
【バリ得新幹線】ひかり・こだま・つばめ号で博多・小倉・熊本・鹿児島へ!
菊鹿ワイナリーは別の場所
熊本ワインが大躍進したきっかけとなった「菊鹿(きくか)」シリーズ。この菊鹿ブランドを生産するぶどう畑と菊鹿醸造所に、レストランやワインショップを併設した「菊鹿ワイナリー」が誕生しました。
熊本ワインの葡萄は、契約農家も含めた熊本県産葡萄で造られていますが、菊鹿ワイナリーは熊本のなかでも菊鹿産だけを使います。ブルゴーニュでいうと、熊本ワインが広域ワイン、菊鹿シリーズは村名ワインといったところですかね。
こちらは熊本市の北にある、山鹿市にあります。JR熊本駅からだと車で約1時間。
熊本ワインとの位置関係はこんな感じですね。
行きたかったのですが、車なしでは難しく、1日で熊本ワインと両方行くのは私の旅行日程では無理なので諦めました。
熊本ワインにも菊鹿シリーズは置いてありますが、菊鹿シャルドネなど、菊鹿シリーズの飲み比べが目当てならこちらですね。
またいつか行きたいです。
熊本観光に組み込める
熊本ワイン(フードパル熊本)では、ワインを買ってそのまま芝生でピクニックもできます。のんびり過ごすなら1日いてもOK。
ショップと工場見学だけなら半日もいれば十分です。朝から行けば昼過ぎには市街地に戻ってこられますので、そのまま熊本観光を楽しめます。
バスなら、帰りに交通センターまで戻ってくれば、熊本城へも歩いてすぐ。熊本観光にぜひ組み込んでみてください。