ワイングラスの違いを実感!リーデルのワインセミナーに参加しました

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リーデルのテイスティングセミナーに参加しましたのでレポートです。

リーデルでは店舗によってワイングラスのセミナーを行っているのですが、今回参加したのは、リーデル大阪店(ルクア伊勢丹内)の月替わりスペシャルセミナー・イタリアワイン編です。

普段ワインを飲んでいても、同じ日に同じワインをわざわざ違うグラスで試したりはしませんので、一度きちんと違いを舌に覚え込ませておきたかったんです。また、プロのソムリエが、同じワイン(しかもワイングラスと飲むタイミングまで同じ)を飲んだときに、どのような表現をされるのか知りたかったのもあります。

上記の目的は完璧に達成され、さらに違う収穫もありました。今回は4種類のワイングラスをメインに試し、そのうち1つを選んで持ち帰ることができるセミナーで、悩みましたがなんとか1つに絞りました。選んだ理由ものちほど。ちなみにワイングラス料金はセミナー代に込みです。

それでは、写真掲載の許可もいただいたので、詳細をレポートします。

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リーデルのセミナー・イタリアワイン編

今回のリーデルセミナーは、スパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン、グラッパの4種類を、グラスを比較しながら飲んで、ワイングラスによる味わいの変化を知るというもの。

セットされたグラスはこちら。

riedel-wineglass1

左から順番に、

1,フルートグラス
2,シャンパングラス
3,白ワイングラス
4,赤ワイングラス
5,グラッパ用グラス

です。グラスの詳細は後述します。1のフルートグラスは比較用のもので、メインは2〜5のワイングラスです。これに、赤ワインとグラッパの比較用のグラスをさらに2つ追加します。(写真右端)

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比較用のグラスも、もちろんリーデルのワイングラスです。自社のものを当て馬に使うのはやりにくいだろうなーと思っていましたが、役割が違うので大丈夫みたいです。

まずはイタリアのシャンパーニュといっていい、フランチャコルタのテイスティングから。

カヴァッレーリ フランチャコルタ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット・NV

最初はシャルドネ100%のフランチャコルタ、カヴァッレーリのブランドブランです。
franciacorta

カヴァッレーリ フランチャコルタ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット・NV
Franciacorta DOCG Blanc de Blanc Brut NV(Az.Agr.CAVALLERI)

使用グラスはリーデル・ヴェリタス・シャンパーニュ。普通に白ワインや赤ワイン用のような卵型のワイングラスで、背が高く飲み口がかなりすぼまった形状をしています。(写真中央)

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ソムリエによるスパークリングワイン開け方講座。

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さすがの「淑女のため息」。ポーンッなんて音はまったくさせません。

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順番に静かに注いでくれます。参加者5名とソムリエで分けるので、けっこう量多い。

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はー、シャンパン(じゃないけど)のいい香り。と思っていたら、お上品にグラスのふちから香りを嗅ぐのではなく、みんなで鼻をワイングラスに突っ込めというご指示。で、ズボッと行ったら、鼻に花の爆弾が!レモンや蜂蜜、他にもトロピカルなフルーツの香りが鼻の奥にとび込んできます。

どうぞ一口、と言われフランチャコルタを飲む。フルーツの甘味がそこそこあって、優しい味わい。これはいいワインですねえ。と二口ほど楽しんだあと「では、このワインをこのままフルートグラスに移し替えましょう」というご指示でフルートグラスにすべて移す。

franciacorta3

そして改めてフルートグラスで同じワインを飲むと、明らかにさっきより酸っぱい。甘味が消え、炭酸もビリビリ来て強い強い。別のワインになってしまいました。

さてソムリエの解説抜粋。重要なのはグラスを傾ける角度。フルートグラスだとあまり顔に角度をつけずに飲めるのであごが上を向かず、飲み口は細いが舌全体にワインがじんわり広がる。そのため炭酸や酸味を強く感じる。対して最初のボウル型シャンパーニュ用ワイングラスだと、あごを上げないとワインが入ってこないため、飲み口は広くても舌の根に向かって一気にワインが流れ込む。細い直線になるので、これがほどよく酸味や炭酸を柔らかくしてくれると。

ほえー。家ではもちろんフルートグラスだし、このブログでもフルートグラス勧めちまってる。マズイ…..。と頭の中で焦っていたら、ソムリエから、

「とはいえ、これは好みの問題もある。キリッとしてドライなタイプの泡を好む方なら、フルートグラスの方がおいしく感じるはず」とのこと。

まあでも、リーデルのこの卵形シャンパングラス、リーデル・ヴェリタス・シャンパーニュ・ワイングラスは、ドンペリニヨンのオーナーが「ドンペリニヨンを飲むならこのグラス以外にない」と言っているそうで、これから買うならこれがいいでしょう。

使用ワイングラス
<リーデル・ヴェリタス> シャンパーニュ・ワイン・グラス

ヴォルペ・パシーニ グリヴォー ピノ・グリージョ・コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ

grivo

イタリアワインは名前が長いですな。次は白ワインでヴォルペ・パシーニ グリヴォー・ピノ・グリージョです。
ヴォルペ・パシーニ グリヴォー ピノ・グリージョ・コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ
Grivo Pino Grigio DOC Coli Orientali del Friuli(Volpe Pasini)

このワインは、リーデル・ヴェリタス・ヴィオニエ/シャルドネで飲みます。

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しっとりまろやかな甘味があります。噛みしめられそうな粘性もあって、風味豊かなワインですね。

これもまた別のグラスに移すと、やっぱり味が変わりました。ポイントはミネラル分の感じ方。アルコールもきつく感じます。このワインはキリッとしたミネラルがウリだったりするんですが、やはり甘味が覆っていないと魅力半減ですね。

そしてこのあたりから、昼飯抜きがたたって酔っ払い気味に。いや、普段はこれくらいでは酔わないのですが……。そしていつものクセで自分の感想をメモに取り、ソムリエによる香りや味の表現をメモってないという。ぐうぅ、なんたる失態。以下、記事は思い出しながらです。。。

使用ワイングラス
<リーデル・ヴェリタス> ヴィオニエ/シャルドネ

ガヤ カ・マルカンダ カマルカンダ

camarcanda

一番楽しみにしていたワイン、ガイヤのカ・マルカンダ・カマルカンダです。
ガヤ カ・マルカンダ カマルカンダ
CA’MARCANDA CAMARCANDA(GAJA)

ガヤ(GAJA)といえばバルバレスコの帝王。イタリア・ピエモンテの雄でございます。そのガヤがトスカーナに手に入れた土地で作った葡萄(ワイン)。メルローとカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランというボルドースタイル。スーパータスカンのサッシカイアと条件がほぼ同じ土壌であったため、渋る地主を説得してやっと手に入れたそうです。だからワイン名が果てしない交渉という意味でカ・マルカンダ。

さて、このワインを飲むのは、リーデルの新しいハンドメイドシリーズであるリーデル・スーパーレジェーロです。めっちゃ軽い!そしてこのカマルカンダも13,000円以上するワインですからね。もう期待MAX。

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グラスに注いでいただき、香りを味わって一口飲む。んん?めっちゃ硬い。香りはジャムやカシスがあっていいのですが、これは……。と思っていたら、他の参加者からの質問で、ヴィンテージの若さの話題になり、いつのまにかデキャンタしてみましょうかという話になりました。普段はやらないそうです。ラッキー!

デキャンタでかい。

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結構激しくバシャバシャします。

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こんなに泡立てるまで振っていいのかなと思ったのですが、ワイン中の二酸化炭素を抜くために多少泡立てるそうです。酸味が柔らかくなって飲みやすくなると。ワインによるのですべてOKではないですが、このワインは大丈夫とのこと。

美しい所作で的確にサーブ。

sommelier-decantage

改めてデキャンタ後のカマルカンダを飲むと、おお柔らかくなってる。そしてこれもグラスを移します。スーパーレジェーロよりは背が低く、少し小ぶりのワイングラス。

wineglass-change

うーん、当て馬グラスでは明らかにタンニンが前に出ます。渋い。元のスーパーレジェーロに戻すと、やっぱりうまい。しかもワインの入ったスーパーレジェーロと、もう一方の空のグラスを比べても、スーパーレジェーロの方がまだ軽いという。すごい軽量グラスだ。

使用ワイングラス
<リーデル・スーパーレジェーロ> ボルドー・グラン・クリュ

グラッパ ノシオーラ ヴィラ・デ・ヴァルダ

grappa

最後はグラッパ。グラッパは普段あまり飲みませんが、これは美味しかった。
グラッパ ノシオーラ ヴィラ・デ・ヴァルダ
Grappa Nosiola(Villa de Varda)

グラッパ用グラスに注ぎます。マールもこれでいけるそう。

grappa1

グラスはリーデル・グラッパとリーデル・コニャックの比較です。同じ蒸留酒ですが、グラッパはワイン用葡萄の絞りかすから造られ、コニャックはワインを蒸留して造ります。日本の分類上はどちらもブランデーになりますが、別物です。

写真左がグラッパ用、右はコニャック用。

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このグラッパは葡萄の枝や茎の香りがいい感じで出ていて、甘味もあって風味豊かなのですが、それはグラッパ用のグラスで飲んだ場合。同じ蒸留酒用なのに、コニャック用のグラスで飲むと、アルコールがめちゃくちゃきつくなり、まさにスピリッツを飲んでいるという感じになります。

正直、これが一番衝撃だったかもしれない。強い酒を好む方にはアルコールを感じられる方がいいかもしれませんが、ワイン好きなら香りや風味重視の方が多いはず。もしグラッパを飲まれるのなら、絶対このグラスをおすすめします。

使用ワイングラス
<リーデル・ヴィノム> グラッパ
<リーデル・ヴィノム> コニャック

チーズとワインのマリアージュ

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最後はチーズを3種用意していただき、それぞれのワインとのマリアージュを楽しみます。いろいろな組み合わせで飲みましたが、やっぱりここでも合うものと合わないものがありますね。パルミジャーノなんかは割となんでも合うのですが、私にはタレッジョが難しかった。単体だとおいしいのに、ワインとぜんぜん合わない。まあ、好みもあるでしょうね。

リーデルソムリエおすすめのワイングラスは?

riedel-osaka

今回のセミナーを担当していただいたのは、JSA認定ソムリエであり、リーデル大阪ショップマネージャーの末吉さん。わかりやすい説明で、サービスや抜栓などの身のこなしもさすがのプロでございました。

そんな末吉さんと、私が記事でオススメしていたヴィノムシリーズの話をしていると、今はヴェリタスの方がいいとのこと。私もヴェリタスはヴィノムの上位互換だと思っていたのですが、発売時期が新しいリーデルグラスは、リーデル・ワークショップを通ってきているというのが理由だそう。(ヴェリタスは新しいシリーズで、ヴィノムと形状が似ていますが、背が高く、より軽量化されています)

ワークショップというのは、ワイン(他のお酒も)を造っている方々と一緒に、候補のワイングラス数十脚で飲み比べをひたすら続け、多数決でリリースするワイングラスを決める工程のこと。忙しい造り手さんたちを多数集めたり、ワインとグラスの組み合わせで気が遠くなるような数を用意しなくてはならないため、尋常でない手間がかかります。歴史と信頼があるブランドじゃないとできないですね。

ということで、リーデルのマシンメイドシリーズでワイングラスをお探しなら、ヴェリタスシリーズから好みのグラスを選んでみてはいかがでしょう。

リーデル・ヴェリタスシリーズ

リーデルのセミナーおすすめです

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私が行ったイタリアワインセミナーは、ワイン3本+グラッパの試飲、それに持ち帰りワイングラス1脚込みで、9,504円(税込み)でした。1本1万円以上のワインも含まれているので、かなりお得なセミナーだったと思います。

持ち帰りワイングラスはヴェリタス・シャンパーニュを選びました。赤はすでにハンドメイドシリーズを持っているのと、白と泡では泡を飲む比率が私は高いので。なによりシャンパン用にはフルートグラスしか持っておらず、今日のセミナーでボウル型ワイングラスの必要性を感じたので。

リーデル・オンラインショップでの価格はこちら。ちなみに持ち帰りは1脚です。
<リーデル・ヴェリタス> シャンパーニュ・ワイン・グラス
※今、家でシャンパーニュ用にメインで使っていますが、これは買いですよ。

リーデルのテイスティングセミナーはベーシックコースと、今回のイタリアワイン編のようにイベント的に行うものがあるのですが、どれも枠が少なく人気ですぐ埋まってしまうようです。リーデル店舗でも東京青山や大阪店(ルクア)などでしか行っていないので、近郷の方しか難しいと思いますが、行けるならおすすめです。

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