神の雫作中でも言われていましたが、近年の日本ワインのレベルは格段にアップしてきています。
国際的な評価を受けるワインも登場し、ワイナリーの開業も増えているそうです。ワイン好きには嬉しい限りです。
目次
おすすめのワイナリー
現在日本にあるワイナリーは200以上とも言われていますが、その中で神の雫に登場したワイン生産者のワイナリーをご紹介します。
神の雫に登場したもの全部ではなく、ある程度の規模や見学ができるなどの条件にあうところを選びました。
高畠ワイナリー
山形県は高畠町にある比較的新しいワイナリー。観光も楽しめるワイナリーを目指して創業したとの言葉どおり、同社最大のイベントである秋の収穫祭では、ワインぶどう教室や限定ワインの試飲、さらにはミュージシャンのステージまである大イベントとなっています。
収穫祭は10月ですが、他の月にも肉祭りやいも煮会など、常に何かイベントをやっていて、いつ行っても楽しめるようになっています。
神の雫では、高畠ワイナリーで深夜に収穫する様子が描かれていました。漫画のストーリーにうまく組み込まれ、実在の醸造家である川邊氏も登場しています。
高畠シャルドネ樽発酵ナイトハーベストと高畠バリック・プレミアムロゼ樫樽熟成が神の雫に登場しました。
サイト:高畠ワイナリー
住所:山形県東置賜郡高畠町糠野目2700-1
電話:0238-57-4800
休み:年末年始
時間:(4月〜11月)9:00〜17:00、(12月〜3月)9:00〜16:30
メルシャン・勝沼ワイナリー
山梨のワイナリー。130年以上前に作られた日本最古のワイナリーです。(会社は変わっています)
ワイナリーツアーは有料(500円〜)ですが、スタッフの方がワイナリーの歴史や施設、ぶどう園の説明をしながら回ってくれます。もちろんワインのテイスティングもありますので、支払ったお金以上の価値がある内容です。
ワインバーやショップも併設され、存分にワインの世界に浸ることができるワイナリー。神の雫では、甲州きいろ香と椀子ヴィンヤード・オムニスが登場しました。どちらも雫のコメント付きで、ストーリー上も主要扱いです。
関連:日本ワイン格付け5つ星ワイナリーも!神の雫で三大シャトーと呼ばれたプレミアムワイン
サイト:メルシャン・勝沼ワイナリー
住所:山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1
電話:0553-44-1011
休み:(8月〜11月)無休、(12月〜7月)火曜日及び年末年始休業
時間:9:00〜16:30
サントリー登美の丘ワイナリー
100年以上の歴史を持ち、年間6万人が来園するといわれる日本を代表するワイナリー。
試飲は有料ですが、あのフラッグシップワイン「登美」や希少な貴腐ワイン「登美・ノーブルドール」が飲めるので、もうそれだけで行く価値ありです。
ワイナリー内見学ツアーは専用バスに乗るため予約が必要ですが、富士山をバックにした広大なぶどう畑や、山を掘って作られたという樽熟庫にずらりと並ぶワイン樽などを見ることができます。もちろんテイスティングありで、存分にワインの世界を楽しめます。
漫画では「登美」の赤ワイン白ワインが両方登場しました。
追記:実際に行ってきました!
サイト:サントリー登美の丘ワイナリー
住所:山梨県甲斐市大垈(おおぬた)2786
電話:0551-28-7311
休み:火・水曜日
時間:9:30〜17:00(最終入場16:30)
グレイスワイナリー 中央葡萄酒
世界的にも高い評価を受けている中央葡萄酒・グレイスワインのワイナリー。山梨県の勝沼にあります。
特に白ワインの品質の高さには定評があり、シャルドネや日本固有の葡萄品種「甲州」で作られたワインも有名です。
ワイナリーツアーは予約制で有料ですが、農場の案内と醸造についての説明、またテイスティングはセミナー形式であるため、ガイドの詳しい説明を聞きながらワインを楽しむことができます。
神の雫ではグレイス・シャルドネが紹介されました。
サイト:勝沼・グレイスワイナリー 中央葡萄酒
住所:山梨県甲州市勝沼町等々力173
電話:0553-44-1230
休み:
時間:9:00〜16:30
ロリアンワイン白百合醸造
ロリアンワインで有名な白百合醸造のワイナリー。
こちらは体験に力をいれていて、破砕のための「ぶどう踏み体験」や、ワインのボトル詰め、オリジナルラベル造りなど、様々なワイン製造体験をすることができます。
生ワインを瓶につめ、コルク栓を打ってラベルを貼る。そうしてできあがったワインは持ち帰ることができます。
さらに無料テイスティングは、なんとワインを自分で注ぐ方式!好きなだけ飲み放題。これはたまらん。だけど、好きなワインを見つけたらきちんと買って帰りましょう。赤ワイン・白ワインなどの他、グラッパまであるので飲みすぎには注意です。
神の雫ではロリアン勝沼甲州が紹介されました。
サイト:ロリアンワイン白百合醸造
住所:山梨県甲州市勝沼町等々力878-2
電話:0553-44-3131
休み:年中無休
時間:9:00〜16:30
マンズワイン勝沼ワイナリー
ソラリスで有名なマンズワインの勝沼ワイナリー。
日本のワイナリー集積地である山梨県の中でも最大級の規模です。ワイナリー見学はガイド付きでも無料。自分で自由に見て回ることもできます。
資料室があるので、古い醸造設備と最新の施設の両方を知ることができます。
また敷地内にはバーベキューハウスがあり、牛肉やソーセージの他、ワインを飲ませて育てた豚「ワイントン」を味わうことができます。飲み放題食べ放題もあり、これまた飲み過ぎ注意ですね。
神の雫ではソラリス・シャルドネと甲州酵母の泡・キューヴ・クローズ・セックが紹介されました。
サイト:マンズワイン勝沼ワイナリー
住所:山梨県甲州市勝沼町山400
電話:0553-44-2285
休み:
時間:9:00〜17:00
ルミエールワイナリー
ビオディナミ農法でぶどうを造るワイナリー、ルミエールです。明治18年創立で、皇室御用達のワインを造る由緒あるワイナリー。
歩いて回ることができる農場見学やワイナリー内にあるレストランでは、地元の食材を活かした本格「ヤマナシ・フレンチ」が味わえます。
神の雫では、白ワインのルミエール・光・甲州が紹介されました。
サイト:ルミエールワイナリー
住所:山梨県笛吹市一宮町南野呂624
電話:0553-47-4624
休み:年末年始
時間:9:00〜17:30
京都のワイナリー 丹波ワイン
京都にある丹波ワイナリー。京料理やジビエに合うと評判の丹波ワインを造っているワイナリーです。
それほど大きなワイナリーではありませんが、見学と試飲は無料でスタッフが案内してくれます。予約なしでもOKで気軽に楽しめます。(団体の場合は連絡を)
ワイナリー併設のレストランでは、ショップ価格のままでワインが楽しめます。
神の雫では、丹波鳥居野・ピノ・ブランが紹介されました。
サイト:丹波ワイン
住所:京都府船井郡京丹波町豊田千原83
電話:0771-82-2003
休み:
時間:10:00〜17:00(土日祝18:00)
中伊豆ワイナリーヒルズ
志太シリーズで有名なワイナリー、中伊豆ワイナリーです。
東京、名古屋から2時間でアクセスできるワイナリーリゾートをうたい、ホテルや温泉・スパ、スポーツ施設(屋内・屋外とも)を完備した巨大な総合施設となっています。もちろんワインも充実。ガイドツアーや試飲も無料です。
レストランもカフェもバーベキューレストランもあるので、ワインを楽しむ目的以外でも、子ども連れでも退屈せず安心です。
神の雫では、日本固有の品種であるヤマ・ソーヴィニヨンを使った「志太・ヤマ・ソーヴィニヨン」が紹介されました。
サイト:中伊豆ワイナリーヒルズ
住所:静岡県伊豆市下白岩1433-27
電話:0558-83-5111
休み:年中無休
時間:9:30〜17:00(土日祝9:00〜17:00)
ワイナリー巡りに便利なワインタクシー
ワイナリー巡りをするときに必ずついてまわる問題。それは車の運転ですよね。
ワインを飲みまくりたいのに車の運転が。ドライバー1人だけ飲めないのはかわいそうだし。
そんな問題を解決してくれるのが、山梨県の勝沼地区のワインタクシー。ここで紹介したワイナリーのうち「ロリアン白百合醸造→シャトー・メルシャン→ルミエールワイナリー→グレイスワイナリー」を回遊してくれます。これは素晴らしい!
さらにワインタクシー利用で、ワイナリーで特典が受けられるそうなので、これはもう利用するしかないですね。さすがは日本のワイン王国、山梨です。
富士の国やまなし観光ネット:やまなしワインタクシー
山梨勝沼へワイナリー巡りに行ってきました!
関連:山梨ワイナリー巡りに行ってきた!日帰りでも十分楽しめます
全国のワイナリー
ここでご紹介したワイナリー以外にも、カンブリア宮殿や日経新聞で紹介されたカーヴドッチ、神の雫にも登場した原茂ワイナリー、奥出雲ワイナリーやココ・ファームなど、有名なワイナリーは数多くあります。探せばご自宅から日帰りで行けるワイナリーも実は多くあることと思います。
皆で連れ立って旅行に行くもよし、ひとりでゆっくりとワインの勉強をしながら味わうもよしです。バスツアーなどもあるので、気軽に参加してみてはいかがでしょうか。