2018年6月12日放送の「マツコの知らない世界」に神の雫原作者の亜樹直氏が登場し、「日本が誇る究極の7杯」として、おすすめ日本ワインを紹介しました。
「ここ4〜5年で日本ワインはめちゃくちゃ美味しくなったよね」とマツコさんも言っていましたが、本当にそうですね。
温泉宿の売店などに置いてあったいわゆる「お土産ワイン」から、世界で通用するワインに変わってきています。
番組で紹介していた、日本ワインが美味しくなった理由と「究極の日本ワイン7本」をご紹介します。
目次
世界に誇る極上の日本ワイン7本
番組で紹介していた「日本ワインが美味しくなった理由」は2つ。
- ワインの醸造家が代替わりしていろいろと努力している
- ここ10年でブドウの木の植え方が変わった
若い醸造家が新しい取り組みを始め、日本式の棚栽培から欧州式の垣根栽培に変わったことをあげています。
そんな新しく美味しくなった日本ワインから「この7杯を飲めば今の日本ワインの凄さが全てわかります!」として紹介された7本のワインです。
GRACE EXTRA BRUT/グレイス・エクストラ・ブリュット(グレイスワイン)
2016年に世界最大のワインコンテスト「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード」で日本ワインが初めて最高賞プラチナを獲得。アジアでも初のことでした。そのワインがこちら「GRACE EXTRA BRUT 2011(グレイス・エクストラ・ブリュット)」です。
番組でも日本一おいしいスパークリングワインだと絶賛。フルーティで口の中にブリオッシュな香りが広がるとの表現も。すでに在庫はありませんが。。
中央葡萄酒(グレイスワイン)はシャルドネや日本固有品種「甲州」のワインに定評があります。
現社長の長女でありグレイスワイン栽培醸造部長である三澤彩奈氏が海外で通用するワインに挑戦しつづけ、今の評価を得るにいたりました。メディアにもたびたび登場する有名ワイナリーですね。
神の雫ではグレイス・シャルドネが紹介されました。スパークリングではなく、白ワインですが、グレイスワインの実力がわかる1本です。こちらも毎年すぐなくなってしまうので、一覧に見つけたら即買い推奨です。
KERNER DRY(山崎ワイナリー)
北海道にある山崎ワイナリーのケルナー・ドライ 2007です。リリース当時、ロバート・パーカーJrが当時の日本ワインで最高点をつけて有名になったワインです。
ケルナーはドイツ原産の葡萄品種で冷涼な気候に合うため、北海道の様々なワイナリーで生産されています。番組では、オイリーな香りでいろんな要素が溢れてくると表現されていました。
亜樹氏は北の国からのイメージで、「尾崎豊のI love youのようなワイン」といっていましたが、「そんなの想像できねえよ!難しすぎるわ!」とマツコさんに突っ込まれていました笑
安心院ワイン・シャルドネ・リザーブ(安心院葡萄酒工房)
3本目は安心院(あじむ)ワインのシャルドネ・リザーブ 2016です。バターのようなこってりさがあるワイン。
安心院葡萄酒工房(あじむぶどうしゅこうぼう)は大分県にあるワイナリー。安心院ワインも有名になりましたね。盆地にあって寒暖差が激しく、美味しい白ワイン用葡萄ができます。
亜樹氏は「眠そうな猫を見ていて、自分も眠たくなっちゃうようなワイン」と表現されていましたが、「そんな感じはしないです」とマツコさんはばっさり。神の雫流は通じないですね笑
番組ではチーザと合わせていました。
「意外とスナックとワインって合わないんですが、これだけは合うんですよ」と亜樹直氏。
シャルドネ・リザーブは人気爆発で見つけたら即買い推奨です。安心院葡萄酒工房はほかのワインもおいしいですよ。こちらにおすすめワインを書きました。
ミエ・イケノ ピノ・ノワール
4本目は赤ワイン。ドメーヌ・ミエ・イケノのピノ・ノワール 2009です。日本一エレガントなワイン(亜樹氏)。淡いルビー色ですごく綺麗なワインです。
ブルゴーニュのようにピノ・ノワールの繊細さがこれだけ出ている日本ワインは初めてだった。このワインのおかげで物語が書けた。と亜樹氏がいうエレガントなワイン。
「出汁とワインを割ってあるみたいなワインね。半分お出汁みたいな味よ」とマツコさんも絶賛でした。あ、ダシ感はワインでは褒め言葉です。
ドメーヌ・ミエ・イケノは八ヶ岳のふもとにあるワイナリーで、テレビにも出た池野美映氏が立ち上げ、葡萄造りから醸造までほぼ一人で運営しています。神の雫にも登場、雑誌などでもよく特集が組まれますね。
ミエ・イケノのワインは楽天などのネットショップでは買えません。直接ドメーヌ・ミエ・イケノのサイトから購入申し込みします。
その他、リアル店舗では以下で取り扱っているそうです。
仙台:錦本店
千葉:いまでや/千葉本店・千葉エキチカ店
東京:東急百貨店/渋谷本店・渋谷東横店・吉祥寺店、伊勢丹新宿店、いまでや銀座
神奈川:東急百貨店/たまプラーザ店
山梨:リゾナーレ八ヶ岳
京都:ワイングロッサリー
また、星野リゾートが運営するリゾナーレ八ヶ岳と提携していますので、リゾナーレ八ヶ岳内のレストランでもドメーヌ・ミエ・イケノのワインを飲むことができます。
星野リゾートなので、宿泊はまあいいお値段ですけども。
ドメーヌ・ミエ・イケノ(Domaine Mie Ikeno)
シャトー・メルシャン 椀子ヴィンヤード・オムニス
日本を代表するワイナリー、シャトー・メルシャンから「椀子(まりこ)ヴィンヤード・オムニス 2012」です。
伊勢志摩サミットでもメインワインとして各国首脳に振る舞われました。首脳陣からも絶賛だったそうです。
そもそも、伊勢志摩サミットのワイン選定委員に亜樹直(樹林伸)氏が入ってますね笑
神の雫でも「理屈抜きに本当に美味しい」と絶賛されていた、ボルドースタイルの王道ワインです。「化粧っけがないワイン」と表現されていました。
登美・ノーブルドール(サントリー登美の丘ワイナリー)
伊勢志摩サミットで提供された貴腐ワイン「登美・ノーブルドール 1990」です。
マツコさんは「メープルシロップのすごいおいしいやつ!」と、すごいを連発。数年に一度しか造られないワインを楽しんでました。
貴腐ワインは葡萄に菌がつき、凝縮されまくるので数ができません。そのためかなり高価です。一応Amazonでも買えるんですがね。5万円ですねえ……。
シャトー・ブリヤン(サドヤ)
最後は大正6年創業のワイナリー「サドヤ」から、シャトー・ブリヤン 1962です。56年前のヴィンテージワイン。(リンク先のワインは2013年のもので、ラベルも変わっています)
こちら、エロ爺のワインだそうです笑
「あ、でもね。このエロ爺なかなか、、、枯れてないわ!」とマツコさん。1962年でこれだけ生気がみなぎっているのがすごい。うまー!と絶賛でした。
シャトー・ブリヤンに合わせたのはカカオ99%のチョコレート。ワインがとても甘く感じられるマリアージュです。
ちなみにサドヤ・シャトー・ブリヤンはふるさと納税でも手に入ります。
【ふるさと納税】【大正六年創業 サドヤ】Ch.ブリヤン 4本セット R1008☆山梨の皇室御用達を味わう☆
https://kaminoshizuku.com/blog/0607/furusato-rakuten/
余談ですが、山梨県山中湖村は他にもいいワインセットがあるので、枠に余裕がある方はぜひ。楽天ポイントでの寄付もできますよ。
山梨県山中湖村【ふるさと納税】
番外:番組で紹介した1本200万円のワイン
番組後半で出てきた1本200万円を超えるワインは、アンリ・ジャイエ ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥー 1978です。「Yさん」からの提供と言っていましたが、よくお持ちでしたねえ。。何者なんだ。
ブルゴーニュの神様、アンリ・ジャイエは2006年に他界しています。伝説化している人物ですね。値段も高騰なんてもんじゃありません。。一度は飲んでみたいですが、かなわないんだろうなあと。
日本ワインをもっと飲もう!
番組の最後は、亜樹直氏が「日本人はまず日本ワインをもっと飲もう!」と言っていました。ワインは振動に弱いので、輸送距離が短い方がいいとも。海外産だと船旅で揺られまくっていますからね。
マツコさんも「日本の水で育った私たちには、やっぱり日本のワインが美味しい。絶対一番合うはずなのよ」と締めくくっていました。
この番組をきっかけに、日本ワインがさらに盛り上がるといいですね。本当に楽しくて素晴らしい回でした。