ワイングラスは、背の高さも大きさもあってさらに割れやすいと、収納が面倒な食器です。オススメのワイングラスやロブマイヤーの選び方で書いたリーデルやバレリーナワイングラスは、その大きさゆえ収納場所にかなり苦労します。
収納方法を検討し、試行錯誤してたどり着いたのが、我が家ではワイングラスハンガー(ワイングラスホルダー)でした。
もう設置してからだいぶ経ちますが、改めて設置したときの考えと、数年経過した現在の感想です。
ワイングラスの収納方法
最初は、他のグラスと同様にキッチンの棚の中に収納していました。しかし、私が持っているワイングラスは背が高い(ワインのフルボトルとほぼ同じ高さ)ので、ワイングラスに合わせて棚の高さを決めると、他の食器の上部空間がスカスカで余るのです。
そしてワイングラスは細長く、少し手が当たっただけでバランスを崩して倒れそうになってしまうので、他の食器を出し入れする際にも常に気をつかう必要がありました。小さなことですが、毎日のことだと結構なストレスです。
どうしようかと思っている間に追加でワイングラスをどんどん買い、20脚以上になったころ、本腰を入れて考え出しました。これはもう専用の収納場所があった方がいいと。
ワイングラスの収納として候補に挙がっていたのは、卓上で使えるワイングラススタンドとワイングラスホルダー(ハンガー)でした。
ワイングラススタンドは、シンクのそばに置いて洗ったワイングラスをそのままかけておけるので、手軽で便利ですが、すでに20脚を超えていたウチでは足りません。早々に却下し、ワイングラスハンガーに絞りました。
ワインハンガーには棚板に挟むだけで設置できるタイプもありますが、別に穴をあけてもかまわないのと、後述する理由によりネジでしっかり固定するタイプを選びました。
真鍮の色が好きなので、こちらを3列分購入。長さは業務用24インチ(1インチは25.4mm)のもの。家庭で使うには長めのものです。長さ610mm×幅115mm(レール内幅25mm) ×高さ35mmです。
ワイングラスハンガーの設置
まずは棚板を用意します。
ウチにあった棚板の奥行きが60cm、ワイングラスハンガーの長さが61cmなので、まっすぐでは設置できません。これは間違えたのではなく、斜めに取り付けるつもりで敢えて長めのものを買いました。斜めに付けると、正面から奥のワイングラスも見えるのでおすすめですよ!
仮置きして印をつけて、ドリルで穴をあけます。
それからネジで固定して完成。棚板を貫通しない長さのネジを選んでください。ネジ止めは片側2箇所です。
これにワイングラスたちを納めていくと。
こうなります。
棚に挟むタイプのワイングラスハンガーだと、斜め設置ができません。できるのかもしれませんが、構造上いびつになるはずです。
斜めに設置すると奥まで全部みえて便利なので、棚板に穴を開けられる方は、ネジ取り付けタイプのワイングラスハンガーを買って斜め設置をおすすめします。
ワイングラスハンガーの収納数
24インチハンガー1列にLサイズの大型ワイングラスだと4〜5脚、通常サイズやシャンパン用のフルートグラスだと6〜7脚といったところでしょうか。手持ちのワイングラスすべては入りきりませんでした。
もう1列増やそうと思いつつ、ついそのまま来てしまっています。(残りのワイングラスは箱で収納)
2〜3脚だけ収納できればいいのであれば、手頃な10インチサイズ(長さ25cm程度)でもいいと思います。
余談ですが、電動ドリルは一家に一台あった方がいいです。何かと便利。私は近所のホームセンターで安いのを買ったのですが、電源コードが必要なタイプなので後悔しています。。取り回しがしにくくて仕方がない。毎日大工仕事しているような方でない限り、絶対にコードレスタイプの方がいいです。今のが壊れそうなので、次はこれを買おうと思っています。ドリルもドライバーも兼ねてこの価格はいいですね。
ワイングラスハンガーを数年使ってみての感想
ワイングラスハンガーだと吊り下げて下向きに保管できるので、ワイングラスを清潔に保てます。グラスを立てて保管していたころ、ホコリが気になっていたので。
ウチはキッチン収納棚の中に設置したので、濡れたまま吊したりはしませんが、シンクの上に設置したり、下に何か敷くなりすれば、ワイングラスを洗ってそのままかけておくこともできます。
ただ、長期間吊しっぱなしだと、ホコリやキッチンから出る油が徐々についてきます。が、これはワイングラスホルダーならではの不満ではないですね。それに前述のとおり、逆さに吊してあるので、ホコリがついてもワイングラスの中には入りません。
ワインハンガーを設置して、出し入れが非常にしやすくなりました。見た目も美しく満足です。ワイングラスの収納にぜひ。
ワイングラス選びのご参考に