長野県に本社を置き、全国でジャムやパスタソース、ワインなどを製造販売するサンクゼール。安全で質の高い商品が大人気で、テレビでもよく紹介されますよね。急成長中で店舗もどんどん増え、街中でよく見かけます。
ワインに関しても、日本ではまだ少ない自社葡萄畑をもち、製造から販売まで手がけるワイナリーとして、高品質の日本ワインを造っています。
パスタソースやジャムなどは、すでに知名度抜群でファンも多いサンクゼールですが、ワインはまだまだ知られていないかと思います。
ならば私がワインを紹介しましょう!美味しいので!ということで、サンクゼールのおすすめワインをまとめました。
すでにサンクゼールや久世福商店のファンという方も、同社のワインを飲んだことがなければ、一度お試しください。クオリティの高さに驚きますよ。
目次
サンクゼールのおすすめワイン
長野県は日本ワインの名産地です。なかでもサンクゼールはかなり広大な土地を持ち、本格的にワイン用ぶどう栽培をしています。
農業生産法人を設立した当初から、フランスのドメーヌのようなワイン造りを目指してきただけあって、自社畑のぶどう栽培も本物志向。古いものは樹齢30年を超えます。
樹齢が高いほど、地中深くまで根を伸ばして栄養分を吸収するので、とても深い味わいになります。
そんなサンクゼールワインから、1000円台から5000円台までの買いやすい価格帯のワインをご紹介します。
甘口ワイン好きなら一度は飲んでほしい「ナイアガラ・ブラン」
高級な葡萄をそのまま味わっているようなワイン、ナイアガラブランです。ネット上の口コミや評価をみても、皆さん一様に美味しい!素晴らしい!と連呼している大人気ワイン。
葡萄は名前のとおりナイアガラを使用していて、マスカットと桃を合わせたような、なんとも豊かで甘い香りがします。
「ほのかな甘味」とラベルには書いてありますが、酒飲みからするとめっちゃ甘いです笑 酸味は少なめで、ほんの少しだけ舌にピリピリくる刺激が心地良い。
普段ワインをあまり飲まない方が甘口ワインを飲むと、「こんなに美味しいワイン初めて飲んだ!」とよく言われますよね。
このサンクゼール・ナイアガラブランも、間違いなく「美味しい!」と言わせる1本。甘口ですが、甘ったるく舌に残る感じはありません。フルーティでさらりとしています。
女性のワインスペシャリストが審査する、世界でも最大級のワイン審査会「サクラアワード」でも金賞を受賞しています。
なお、ナイアガラにはスパークリングもあります。
こちらも人気。私はスティルワインの方が好みかな。
ナイアガラ・ブランは、カクテルやサワーなど、甘めのお酒が好きな女性に「こんなワインもあるんだよー」と贈りたいですね。一度この上品な甘さを体験してほしい。
これで価格が1600円ほどと安いので、人気No.1というのもうなずけます。サンクゼールのサイトにもきっちり6本や12本のまとめ買いセットが用意されています。大量買いの需要が多かったんでしょうね笑
長野シャルドネの実力がわかる「サンクゼール・シャルドネ」
サンクゼール・シャルドネは、自社畑「大入ヴィンヤード」で採れた葡萄で造られる同社のフラッグシップ白ワインです。
ラベルにはしっかり「Vieille Vignes(ヴィエイユ・ヴィーニュ)」の文字。樹齢の高い葡萄の樹から造られた証です。
ブルゴーニュなどを飲んでいるとヴィエイユ・ヴィーニュはよくある印象を受けますが、あれは歴史の古いフランスだからであって、日本で樹齢20年以上のワイン用葡萄の樹というのは、まだまだ貴重だそうですよ。
サンクゼールの丘ワインフェスタで、畑に実っていたシャルドネを食べたら、上品な甘さでとても美味しい葡萄でした。
さて、サンクゼール・シャルドネの香りはパイナップルや洋ナシを感じます。しっかりした酸味があり、骨格がハッキリくっきりしています。昔よくあったぼやけた味のお土産国産ワインとは明らかに違う、本格日本ワインです。
ワインフェスタでは、ヴィンテージ違いを垂直飲みしました。年によって味わいは違っていて、どれも個性的です。
フェスタの分を含め、今までに2001、2005、2014、2015、2017のヴィンテージを飲んでいますが、2010年代からのものは、酸味とコク(うま味)のバランスが同じ方向になってきた感があります。なんというか「お酒」から「ワイン」になっていくようなイメージ。
余韻にグレープフルーツのようなほのかな苦みも感じます。キリッとした綺麗な酸が引き立つよう、特徴を出してきているように思いました。
日本の食卓には、このような葡萄由来の香りや酸味を活かす方が合う気がします。和食に合わせていただきましたが、違和感なく合いますね。
爽やかでほのかな甘口シャルドネ「シオン」
先に紹介した甘口ナイアガラ・ブランと、本格辛口サンクゼール・シャルドネのちょうど中間にあるような白ワインが「シオン(ZION)」です。
価格も中間あたりで、買いやすいです。
長野県産シャルドネ100%ですが、こちらは糖を残してあるようで、ほのかな甘味があります。アルコール度数も11%と柔らかい。
青リンゴの爽やかな香りと、スッキリとした甘みが味わえるよう調整されている感じです。
あまりにもサラサラ入るので、ワイナリーに訪問した際、飲み過ぎました笑 気をつけてください。
柔らかなメルローがボルドー右岸を思わせる「エール・ルージュ」
エール・ルージュはメルロー主体にカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドした赤ワインです。ボルドー、特に右岸によくみられる造りですね。
色は明るめのルビーでとても綺麗です。スパイシーな香りとベリー系が合わさって、赤ワイン飲んでるって気分にさせてくれます。
味わいは果実味が豊富でシルキー。とろみはないですが、とてもまろやかなワイン。トマトソースのパスタによく合いました。
ところで、ワイン買うときのサイトの説明文、ときどき「そんな味せえへんやん」ってことないですか?サンクゼールはワインの説明がかなり正確です。ほんとにそのワインの香りと味わいの特徴がきっちり書かれています。
エール・ルージュもサイトの説明文どおりの味わいです。読んでみて好みだなと思ったら、飲んでがっかりすることはないです。
エレガントで和食にも合う赤ワイン「サンクゼール・ルージュ」
サンクゼール・ルージュは自社畑のピノ・ノワールとカベルネ・フランを約50%ずつブレンドしたワイン。樽で23ヶ月と熟成も長めです。
飲んでみて驚きました。これは素晴らしい。ピノ・ノワールとカベルネ・フランのブレンド、しかも半分ずつって見たことないのですが、酸とタンニンのバランスが良く、ものすごく調和しています。
ピノ・ノワールはブルゴーニュワインに代表されるように、究極のエレガントワインを造りますが、良質の葡萄や造り手の実力がないと、薄くて酸っぱいだけのワインになります。
気候や土壌の縛りがキツい品種なので、栽培が難しいと思うんですが、いやほんとサンクゼール・ルージュはエレガントなワインに仕上がっています。
エレガント系ワインですが、やはり和食との相性はよく、煮物や味噌汁と合わせても味が崩れません。ワインを飲み慣れた人も一度味わってみてほしいです。旨いし「面白い」ワインです。
あと、このワインは開けてすぐ飲んで美味しいワインでした。翌日には酸味が強めに出てきましたので、その日に飲みきる方がいいかも。たまたまかもしれませんが。
サンクゼールのパスタソースにハマる
ワイン好きならぜひ合わせて試していただきたいのが、サンクゼールのパスタソース。
私はそこそこ料理が好きで、パスタもよく自分で作ります。基本的にソースは自作派。
別にレトルトや瓶詰め品に抵抗があるわけではないのですが、既成品のパスタソースとかレトルト中華って、舌に残る妙な甘さがあって苦手なんです。くどいというか。これ感覚分かる方いますかね?保存のため砂糖をキツくしているのか、保存料なのか知りませんけども。
サンクゼールのパスタソースは、あの嫌な甘さがないんです。特に気にっているのはガーリック&トマト。レストランのキッチンでたった今手作りしましたって感じの味で美味しい。タマネギ・トマトの食感もしっかりあります。人のお家でコレ出されたら、めっちゃ料理上手って絶対に勘違いする笑。瓶詰めまぜただけって、まずわからない。
それとコスパもいい。1瓶290gで600円〜700円くらいするんですが、3人〜4人分は使えます。
一応、瓶には1人前100gが目安と書いてあるんですが、100g入れたら多いと思います。写真はガーリック&トマトソースを100g使った菜の花のトマトソースパスタです。これ、パスタは160gの大盛りなんです(パスタ1人前は普通100g)。十分にしっかりした味付けでしたよ。
まあガートマは一番人気なので、主婦の方々からしたら「何を今さら」という感じだと思います。私は昨年知ったばかりの新参ですが、すでにヘビーユーザーです。
なんせ大盛りパスタでも1回あたり約200円。で、めちゃ旨い。自分でタマネギ、ニンニク刻んでトマト缶煮込む手間を考えると、神かと言えるコスパです。セールとかアウトレット品ならさらに下がる。マジで最高です。
瓶の中身が中途半端にあまっても、パンやクラッカーにそのまま付けて美味しく消費できます。また、ソースと水と牛乳を1:1:1で混ぜるだけで、美味しいスープができます。
これ、本店で教えてもらったのですが、めっちゃ旨いですよ。私は鍋を使わず、小鉢かカップに入れてレンジで温めています。
ワインの紹介をしているのにアレですが、サンクゼールのパスタソースはほんと美味しいのでおすすめです。今は「うにトマトソース」とか「オマール海老とトマト」なんかがバカ売れしてるみたいですね。ソース自作派の方ほど、ハマると思います。ぜひ一度使ってみてください。もちろんワインとの相性もいいですよ!
サンクゼールオンラインショップはアウトレットをチェック
サンクゼールオンラインショップの価格は実店舗と同じです。が、しょっちゅう何らかのセール特集をやっているので、要チェックです。
特に訳あり・アウトレットセールはおすすめです。
ラベルに傷とか印字がズレてるとかの理由で、通常販売ができないものが割引されています。そんなの食べる時にはどうでもいいので、めっちゃお得ですよね。
賞味期限が近いものもアウトレットに並びますが、今まで見た限りはそんなにカツカツの期限でもないので、十分消費できます。
ワインにはアウトレットがあまりないのですが、まとめ買いセットが安く買えたりしますのでお得です。それに店頭で買うとワインは重たいですしね。
サンクゼールと久世福商店の商品は合わせ買いできる
サンクゼールは現在2ブランドで商品を展開しています。自社製品のサンクゼールと、日本の逸品を集めた久世福商店です。
オンラインショップでは、どちらも1つのショッピングカードに入りますので、合わせ買いができます。
「食べるだし醤油」など、久世福商店の品はテレビで紹介される人気商品なので、ギフトにも喜ばれますよ。サンクゼールももらって嬉しいブランドです。
送料と支払い方法、送料無料条件について
サンクゼールオンラインショップの送料は、税込み4000円以上で送料無料です。全国一律。ワインやギフトセットなら容易にクリアできそうですね。
※4000円未満の場合は、本州・四国770円、北海道・九州1100円、沖縄県2200円
料金の支払い方法はクレジットカード決済か、コンビニ後払いが選べます。
日本ワインは“本物”が増えてきた
2018年から日本のワイン法が変わり、国産ぶどうのみを原料として、日本で製造されたワインしか「日本ワイン」を名乗れなくなりました。それまでは、海外の安い葡萄ジュースを輸入して、日本で醸造したワインも「日本ワイン」や「国産ワイン」として販売されていたわけです。
法律がかわって、サンクゼールのように、真面目に良質の日本ワインを造ってきた生産者が報われるようになったのは嬉しいですね。
でも今までの状況を考えると、「日本ワインってあんまり美味しくない」と、今も思っている人がいても不思議ではありません。もしそんな思い込みがあれば、一度サンクゼールのワインを飲んでみてください。輸入ワインに負けない本格的な味に驚くと思いますよ!
ご紹介したワインのまとめです↓
サンクゼール・ナイアガラ・ブラン
サンクゼール・Nスパークリング
サンクゼール・シャルドネ
サンクゼール・ZION(シオン)
サンクゼール・エール・ルージュ
サンクゼール・ルージュ
パスタソース一覧
ほか、ワイン通販のおすすめショップはこちらの記事にまとめました。