サステナブルなワインという発想 SDGsなシャンパン「シャスネ・ダルス」を試してみた
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サステナブルなワインという発想 SDGsなシャンパン「シャスネ・ダルス」を試してみた

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SDGsシャンパーニュ シャスネ・ダルス

SDGsという言葉ができてからだいぶ経ち、その価値観もずいぶん浸透したように思います。持続可能な社会にするためにできることをやっていくみたいな概念ですが、対象は、環境や食料・貧困問題、また働き方や街づくりまで幅広く含みます。

そんなSDGsの考え方をワイン造りにも適用して、生産者や販売者、消費者を同じ価値観で繋げていこうとする動きがあります。シャンパーニュ・メゾンのシャスネ・ダルスもその生産者のひとつ。

今回、同社のシャンパンをご提供いただき、味わいと共に同社の考え方を知る機会をいただきました。ワインレビューと合わせてご紹介します。

シャスネ・ダルス通販



SDGsなシャンパーニュとは?

シャスネ・ダルスのブドウ畑

提供いただいたシャンパンの造り手はシャスネ・ダルス。シャンパーニュ地方の南端、コート・デ・バールを本拠地とするメゾンです。1956年設立で、ヴィニュロン(ブドウ栽培家・醸造家)たちが集まる生産者協同組合という形をとっているそう。

特徴はエコで持続可能なワイン造りを標榜しているところ。単に自然派とか環境にいいとかの話ではなく、農村や畑などの景観維持、自然や生物多様性の保護を行うことはもちろん、ガラス瓶などの資材にいたるまで、ワイン造りに関するすべてにおいてサステナブルな生産活動を目指しています。

また、働く人々への公正な配分や男女平等など、倫理に基づく生産活動を実践することにより、CSR(企業の社会的責任)を果たそうとする姿勢も持っています。

上質なワインを好む消費者の要求にきちんと応え、かつ生産と消費の循環を継続させていくための経済圏というか、活動圏の構築を目指している感じですね。今は世界中でこうした価値観を持っている人が増えているので、共感・支持が集まりそうです。特にワイン、それもシャンパーニュはこういった価値に理解のある方は多いと思います。

とはいえ、大事なのはワインの味ですね。ワインは飲まなきゃわからない。

シャスネ・ダルス プルミエール・ブリュット

シャスネ・ダルス プルミエール・ブリュット

ワインは、シャスネ・ダルスのスタンダードキュヴェ「シャスネ・ダルス プルミエール・ブリュット」です。早速飲んでみましょう。

泡は溌剌としながらもきめ細かい。香りはシトラスと青リンゴ。さらに甘さを含んでいて、ブリオッシュよりシフォンケーキのように感じます。味わいは、フレッシュさと落ち着きが入り交じっていいバランス。少し酸味に寄っていてエレガントです。

うん、とても美味しいシャンパンですね、これ。

このワインはピノ・ノワールとシャルドネのブレンドで、少しだけピノ・ブランが入っています。シャンパンの調整にはだいたいムニエが入ってくると思いますが、これは珍しいですね。とはいえ、私ではどの要素にピノブランの影響があるのかは分かりません笑。生産者によれば、“シャルドネよりも少しだけ力強くてワインに幅と質感をもたらしてくれる”とのこと。ふむふむ。入っているのは0.5%なんですけど、やっぱり違うものなんでしょうね。

シャスネ・ダルス プルミエール・ブリュット

スタンダードキュヴェとしては長めの3年熟成で、引き締まった酸と、きちんと深みを感じられる味わいです。何かマイナスになるような点はありません。これなら上質なシャンパーニュが飲みたいときにも大丈夫です。

数万円するようなワインではないので、ちょっといいものがほしいときにオススメできます。エールフランスの機内サービスにも採用されているそうですよ。

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シャンパーニュの南端コード・デ・バールの特徴

コート・デ・バールのブドウ畑

シャスネ・ダルスがあるコート・デ・バールは、シャンパーニュ地方の南端で、シャンパーニュ中心部よりもブルゴーニュに近い場所です。すぐそばにはシャブリがあり、土壌も同じく石灰質のキンメリジャンが広がっています。

このキンメリジャン土壌が、ほかのエリアのシャンパーニュとはちょっと違う味わいをもたらすとのこと。モンターニュ・ド・ランスのような有名な生産地と飲み比べるのも面白そうですね。

生産品種はピノ・ノワールが80%を占めていて、シャンパーニュ全体のピノ・ノワール生産比率(約40%)とはかなり差があります。また、シャンパーニュではもうほとんど作られていないというピノ・ブランも栽培されています。

シャスネ・ダルスには、このピノ・ブラン100%のキュヴェもあります。

コート・デ・バールは有名産地ではありませんが、新規参入する生産者が増えていて、現在注目されているそうですよ。

生産者シャスネ・ダルスとVignerons Engages認証制度

シャスネ・ダルスの醸造所

このシャンパンの生産者「シャスネ・ダルス」は、コーポラティブ マニピュラン(CM)という協同組合形式のメゾンです。

ブドウ栽培家・醸造家が集まった組合と聞いて、ちょっと家庭的なものをイメージしてしまったんですが、醸造設備がめっちゃ大きくて近代的。Youtubeに内部を撮影した動画が投稿されているんですが、設備も畑も整然としていて綺麗です。

 

言うても年間150万本のワインを造る130の生産者が投資しているわけですからね。規模は大きいです。

そして冒頭でも言ったとおり、シャスネ・ダルスは持続可能なワイン生産に取り組んでいて、シャンパーニュで初のVignerons Engages(ヴィニュロンズ エンゲージ)の認証も受けています。

これはフランスで初めてワイン界に特化したSDGsとCSRに関する認証制度(※SDGsは持続可能性、CSRは企業の社会的責任)で、サステナブルなワイン生産を目指す活動を認定するものです。

生産活動や働く人、自然環境や消費者まで含め、どこかに極端な負担をかけることで成り立つ社会からの脱却。これを目指す活動は近年盛んですよね。ワインにも波は来ているようです。

これからも美味しいワインを飲むために

グラスに注がれたシャンパン

私は基本的には「美味しいワインを飲みたいだけ」の人間なのですが、最近ここに書いたような持続可能な社会についての価値観に触れることが多くなりました。

ワインが安く手に入るのはそりゃ嬉しいです。でもそのために環境や人が疲弊していく社会は望んでいません。同じ価値観を持つみんなで考えて是正していこうという活動は、支持したいです。品質を犠牲にした大量生産や、ゴリゴリとマーケティングで価値に化粧をほどこすやり方とはまったく違う世界がちゃんとあるんですよね。

記事を読んで少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひシャスネ・ダルスを飲んでみてください。難しいこと抜きにしても、普通にいいシャンパンですよ!

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