結婚祝いや退職祝いに贈るおすすめワイン!気軽なプレゼントにも

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お祝いにワインをプレゼントしたいと思っても、どれを選べばよいか分からないことはあると思います。ワインの知識がなかったり、相手の好みがわからなかったり、理由はさまざまですが、結局値段やヴィンテージ(誕生年のワインなど)で何となく選んで、あまり良くないワインだったら哀しいですよね。

ボルドーの五大シャトーやロマネ・コンティ、ペトリュス、シャンパーニュのサロンなどの超高級ワインもいいのですが、ワインの特長や縁(ゆかり)、ワイナリーの歴史など、ほんの少しのうんちくがあると、少し価格帯は下がっても自分の想いをワインへのせた素晴らしい贈り物にすることができます。

今回は、神の雫に登場したワインのなかから、結婚祝いや退職祝いなど、シーンに合わせたちょっとしたエピソードが語れるおすすめワインをご紹介します。2,000円で買えるものから100,000円を超えるワインまで、価格帯の幅が広くなってしまいましたが、プレゼントワイン選びの参考になれば幸いです。

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退職祝いのプレゼントにおすすめのワイン

退職祝いの贈り物にぴったりのおすすめワインを選びました。イメージ的に男性向けに寄ってしまった感がありますね。後半は女性向けが多いので、ぜひ最後までお読みいただければ。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ ポッジョ・ディ・ソット

神の雫第九の使徒にも選ばれたイタリアワイン、ポッジョ・ディ・ソット ブルネッロ・ディ・モンタルチーノです。

ポッジョ・ディ・ソットはピエロ・パルムッチ氏がリタイア後に創設したワイナリーです。ビジネスマンとして成功していた氏は、退職後の悠々自適のリタイア生活が約束されていました。しかし彼が選んだ第二の人生は、リスクも手間も体力もいるワイナリー経営でした。しかもリタイア後の道楽ではなく、イタリアワインの神様みたいなエノロゴ(醸造家)であるジュリオ・ガンベッリ氏を口説き落として醸造責任者に迎える力のいれようです。氏が最高品質にこだわった本気のワインにより、今やポッジョ・ディ・ソットは世界中にファンを持つイタリアを代表するワイナリーとなっています。

残念ながら2011年にパートナーのジュリオ・ガンベッリ氏は亡くなり、ピエロ・パルムッチ氏も高齢のためかワイナリーを売却し、一線を退いていますが、伝説の二人の遺伝子はポッジョ・ディ・ソットに受け継がれています。

神の雫でもブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、困難を乗り越えた「忘れ得ぬ勝利の余韻」や、諦めずに自らを信じ走り続けてきた者が「自らに捧げる月桂冠」と表現されていました。退職祝いのプレゼントとして、新たな人生の始まりに期待を寄せるぴったりのワインではないでしょうか。ボトルデザインが赤いので、還暦祝いの贈り物としてもいいかもしれませんね。

ボランジェ・ラ・グランダネ

シャンパーニュの名門ボランジェのラ・グランダネです。

ボランジェは200年近い歴史を持つ超名門シャンパーニュ・メゾンで、伝統を守った一貫した醸造方法のまさに王道ともいえるシャンパーニュを造ります。品質の高さと醸造倫理は英国王室御用達として指名を受け、今日まで続いています。

その「本物」ぶりは、映画007のジェームス・ボンドが愛飲していることでも有名です。007といえば、最近は六代目ジェームス・ボンドであるダニエル・クレイグが話題になりましたね。映画で使用するガジェットに関して、スポンサーからの自社スマホ使用要請を突っぱねたと。いわく、最上の「本物」じゃないから。ボンドが使うものはすべて最高のものでなければならないと。

ラ・グランダネは、葡萄の当たり年にしか造られません。ボランジェのシャンパーニュの中でも本物中の本物、真のシャンパーニュと言えるでしょう。

仕事で活躍された方、惜しまれながらの引退の時にぴったりのプレゼントワインです。本物への尊敬の気持ちを表す贈り物としていかがでしょうか。本当に仕事ができる人への昇進祝いにも使えそうですね。

結婚祝いのプレゼントに使えるワイン

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結婚祝いの贈り物におすすめのワインを選びました。カップルに向けたイメージなので、恋人に贈るワインとしても使えます。

シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ

神の雫第一の使徒に選ばれたシャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズです。Les Amoureuses は恋人たちという意味です。そのまんますぎてスミマセンですが、やはりカップルへのプレゼントとしてはぴったりですね。

第一の使徒に選ばれた造り手はジョルジュ・ルーミエで、手に入るならこれが一番いいのですが、価格的な意味も含めて入手は困難です。レ・ザムルーズは畑の名前で、同じ畑からとれた葡萄で複数の生産者がシャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズを造っており、ドメーヌによる味の違いを楽しむのも一興です。

ロベール・グロフィエコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ、そして先述のジョルジュ・ルーミエが有名なザムルーズ御三家といったところ。グロフィエはさすがレ・ザムルーズの最大生産者であり、ワインは見つけやすくなっています。ヴォギュエとルーミエは価格が・・・。結婚祝いで贈るなら、数人で出し合って「一同」として贈るといいかもしれませんね。そのほかの生産者だと、プス・ドールルイ・ジャドジョセフ・ドルーアンなどもアムルーズを造っています。

オーパス・ワン

シャトー・ムートンで有名なロスチャイルド家のバロン・フィリップと、カリフォルニアのロバート・モンダヴィがタッグを組んで造ったナパの雄オーパス・ワンです。

オーパス・ワンとは音楽用語で「作品番号第1番」の意味です。結婚という二人の人生(作品)の新たなスタートに贈るワインとして、良いセレクトだと思います。新郎新婦が音楽に関わる方であれば、特におすすめしたいワインです。

神の雫では、第一巻でシャトー・モン・ペラの当て馬扱いで登場したくらいで、ほとんど出番がありませんでした。オーパス・ワンよりうまいと当時2,000円台のモンペラが爆発的なブームになりましたが、実際にオーパスワンを飲めば「んなわけない!」と思わず叫んでしまうほどレベルが高いワインです。

ボルドースタイルで超熟型として造られていますが、どのヴィンテージをいつ飲んでもうまいカリフォルニアワインらしい特長も持ったワインです。円高のときは2万円くらいで買えたのですが、今や3万〜4万円がデフォになりました。

オーパス・ワンをもらって喜ばないワイン飲みはいません。ワイン好きの方へプレゼントするときにも、絶対に外さない鉄板ワインです。

カロン・セギュール

ハートのラベルで有名なカロン・セギュールです。ラベルの可愛らしさとは裏腹に、非常に力強く凝縮感があるワインです。ハートのエチケットと、チョコレートの香りがあることから、バレンタインの定番ワインと呼ばれています。とはいえ1万円程するワインなので、ほんとにバレンタインでカロンセギュールを贈っている女子はいるのか?と私などはひがんで思ってしまいますが。あ、ハーフなら価格も手ごろだし、ボトルも小さくかわいいのでバレンタイン需要はこっちかもしれませんね。

その昔、カロン・セギュールを所有するセギュール侯爵が「我が心カロンにあり」と言ったという逸話が有名です。セギュール侯爵は、五大シャトーの一角であるラフィットやラトゥールを所有していましたので、最高級のワインよりもカロン・セギュールに惹かれているいう解釈が成り立ち、「何よりもあなたを愛している」というメッセージになります。結婚祝いのおすすめワインにいれましたが、恋人への贈り物の方がいいかもしれませんね。

どっしり重いフルボディの長熟ボルドースタイルなので、デキャンタするか開けてしばらく置かないと、美味しく飲めません。以前開けたときは、コールタールかと思うほど濃くてしばらく飲めませんでした。開いた後は香りも豊かで本当に素晴らしいワインです。幸せなお二人で一晩かけてゆっくりと味わってください。(意味深)

開業祝い、独立祝いにおすすめのワイン

独立開業や新規事業など、新しく何かを始めるときのお祝いにおすすめのワインを選びました。

フロッグス・リープ カベルネ・ソーヴィニヨン・ナパ・ヴァレー

飛び跳ねるカエルのラベルが印象的なフロッグスリープです。

青年ジョン・ウィリアムスは、大学の費用を稼ぐためにたまたま選んだワイナリーでワインに出会い、ワインの奥深さや歴史・伝統に魅了されます。酪農家業を継ぐものと考え、大学もそのために通っていた彼は、この運命の出会いに対して行動を起こします。

それまでワインに縁がなかった彼は、まず葡萄栽培とワイン醸造を学ぶため大学院へ進みます。知識を得たあと、ワイナリーを設立するためにナパ・ヴァレーで土地を探します。愛車のBMWのバイクを売り払ったお金で手に入れた土地は、セント・ヘレナのカエルの養殖場でした。彼は長い時間をかけ、丁寧にその土地を葡萄畑に仕立て上げ、彼の理想とする品質重視のワインを造り始めます。こうしてできたワインは、彼が修行した名門ワイナリーのスタッグス・リープと、元はカエルの養殖場だった葡萄畑から名前をつけ、フロッグス・リープとなりました。

今や有名になりワイン愛好家にも大人気のフロッグスリープですが、ジョン・ウィリアムズは、ワイン造りは人生の楽しみであると語り、ビジネスとしての成功をお金や規模で捉えていません。ボトルの裏にある「TFWYHF」という文字の意味は、Time’s fun when you’re having flies. で、直訳すると「ハエを追いかけている時は楽しい」ですが、本来この文章は「Time flies when you’re having fun.(楽しいときに限って時は速く過ぎ去る)」ということわざです。flyの持つ「飛ぶ」と「ハエ」の意味を掛けてもじったユーモアですね。

この言葉どおり、彼は自らのフロッグス・リープのワイン造りを人生の楽しい表現の一つとして、ワインを通じて自分とお客さんが楽しむことを大事にしています。利益を求めて生産量を拡大したり、値段をつり上げたりはせず、実直に葡萄栽培、ワイン醸造に取り組み、特長のひとつであるオーガニックワインを造り続けています。

夢をかなえ開業や独立を果たした方に「金銭的な成功もいいけど、あなたがもっと楽しんで」というメッセージを贈るのって、素敵じゃないですか?神の雫ではカベルネ・ソーヴィニヨンが登場しましたが、ジンファンデルもフロッグス・リープを代表するワインです。白ワインもあるのでお好みのものを。どれも素晴らしい味わいです。

クレマン・ダルザス・ブリュット・キュヴェ・マネキネコ

左手をあげた猫がかわいらしい、ドメーヌ・クレマン・クリュールのクレマン・ダルザス・ブリュット・キュヴェ・マネキネコです。なぜ開業祝いのプレゼントに選んだかは明白ですね(笑

アルザスで17世紀から葡萄を栽培していたクリュール家が、自社醸造するワインです。フランスワインなのにラベルにもしっかり「MANEKINEKO」と入っていてナゼ?と思うのですが、オーナーのクレマン・クリュール氏の弟さんが日本に住んでいるそうで、氏が弟さんを訪ねて来日した際、土産物屋で見た招き猫からインスピレーションを得たそうです。猫が人を招くという縁起物に興味を惹かれたとか。

元々クリュール家が済む土地は、カッツェンタル(猫峡谷)と呼ばれる地で、もっとこの地方をアピールするために猫をデザインに起用することを決めていたそうです。先にジャンティ・ド・カッツとヴォワイユー・ド・カッツという、黒猫と白猫からなる白ワインのカッツ(CATS)シリーズをリリースしていました。新たにクレマン(スパークリングワイン)をリリースするときに、この招き猫がデザインとして選ばれたようです。商売繁盛にはぴったりの贈り物になりましたね。

ちなみに白ワインの2本は、黒猫が優しい猫のジャンティで甘口白ワイン。白猫が不良猫のヴォワイユーで辛口白ワインです。見た目は逆ですよね???

落ち込んだ友人を励ますときにおすすめのワイン

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失恋や仕事の失敗、就活での不採用など、つらいことがあって落ち込んでしまった友人を励ますワインを選びました。

シャトー・シャス・スプリーン

ブルジョワ級の買いやすい手頃な価格ながら、格付けシャトーのようなクオリティをもつシャトー・シャス・スプリーンです。

シャス・スプリーンとは「憂鬱を追い払う」という意味で、神の雫では「哀しみよさようなら」と表現されていました。昔のトラウマにとらわれていた高杉部長がペガサスに乗って旧友たちの温かさに包まれるシーンが有名(?)ですね。

ボルドー全体の出来が悪い年でも安定した品質のワインを造ることで定評のあるシャトーで、ブルジョワ級の中では最上位格付けのクリュ・ブルジョワ・エクセプショネルに認定され、その品質が認められています。

哀しい出来事なんてこのワインをカーッと飲んで忘れて、次の素晴らしい出会いを思いっきり楽しもう。そうやって友人を誘ってみてはいかがでしょうか。

アタ・ランギ ピノ・ノワール

ニュージーランドのロマネ・コンティとも呼ばれるアタ・ランギです。

アタ・ランギとはマオリの言葉で「新しい始まり」「夜明けの空」を意味します。明けない夜はない、夜明け前がいちばん暗いなどとよく言われますが、絶望的に思える状況でも、前に進むことによって開ける景色があります。そんな想いをのせてこのワインを贈ってみてはいかがでしょうか。

ニュージーランドは南半球のかなり南方に位置し、冷涼な気候で知られます。この気候がピノ・ノワールの栽培に適しており、本場フランスのブルゴーニュに匹敵する魅力のあるワインが造られます。なかでもアタ・ランギ・ピノ・ノワールはピノらしい果実味がありながら凝縮感もあり、世界中にファンがいるワインです。

1万円前後するプレミアムワインですが、ワイン好きな人ほど、自分で1万円出すならブルゴーニュのピノ・ノワールを選んでしまいますので、敢えてニュージーランドのピノというのは喜ばれると思います。贈り物には最適なワインです。

シャトー・ドーフィネ・ロンディロン

最後は貴腐ワインのシャトー・ドーフィネ・ロンディロンです。2,000円台ワインのおすすめとして以前にもご紹介したことがあります。神の雫でこの極上の甘口白ワインの存在を知って以来、私はそのエレガントな魅力にもうメロメロです。常にセラーに5〜6本いれてあり、ことあるごとに楽しんでいます。

桃やメロンの果汁を凝縮して蜂蜜と合わせたような超甘口のワインですが、飲み口はサラサラしていて不思議とすっきり飲めます。香りをかいでこのワインを一口飲めば、そのとろけるような甘さで悩みやつらさを包み込んでくれます。

失恋や仕事でつらいとき、このワインを自分へのプレゼントにしてはいかがでしょうか。そして飲み方にもぜひ試していただきたいマリアージュがあります。

まずはシャトー・ドーフィネ・ロンディロンを冷蔵庫で冷やしておきます。次にお気に入りのパティスリーやデパ地下のスイーツショップでガトーショコラを買ってきます。モンブランでもチーズケーキでもありません。ガトーショコラです。生地はキルシュやリキュールに浸してあるものがベストです。

グラスは小ぶりの白ワイン用グラスかシャンパングラスを用意し、よく冷えたワインを注ぎます。お気に入りの映画や好きなアイドルのライブビデオを流したら、ガトーショコラを一口食べて、ワインを飲んでください。

ガトーショコラの濃厚な甘さと、それにも負けないシャトー・ドーフィネ・ロンディロンのとろけるような極上の甘味が全身に染みわたっていきます。セロトニンやエンドルフィンがバンバン分泌され、脳の快感中枢を刺激するのがわかり、不安やうつは遠ざかり幸せな気持ちで満たさること請け合いです。

貴方を振ったヤツや頭の悪い上司は忘れ、好きなもの美味しいものに囲まれた至福のときを楽しみましょう。この貴方だけの極上のひとときが、明日を生きる活力になるでしょう。

お祝いに年号ワインはアリ?

ワインのプレゼントというと、記念年にちなんだ年号ワインを考えてしまいますが、双方がワインに詳しくないということなら、少し考えた方がいいかもしれません。特に生まれ年のワインを贈るとなると、最低でも20年ものになるため、なかにはすでに枯れてしまっているワインもあります。また、たいがい記念ワインというのはすぐに飲まれませんので、贈られた側でさらに長期間保存されます。私にも経験がありますが、キャビネットとかに常温で飾られてしまうんですよね・・・。日本の気候で長期間常温保存してしまうと、いざ飲む時にはスカスカで酸っぱくなっていると思います。せっかくの贈り物なのに、おいしくないなと片付けられてしまうんです。

年号ワインを贈っていい場合というのは、ヴィンテージチャートをしっかり読んでその年の特徴を理解したうえで、相手方にワインセラーがあることが必須です。お子さんの誕生年のワインを贈るなら若いワインになるので贈る側の選択は簡単ですが、もらった方は「子どもが成人するときに開けよう」となるのがオチでしょうね・・・。やはりセラー必須です。

ということで、プレゼントを贈る相手とワインの保存に関して気軽に話ができる間柄でなければ、年号ワインの贈り物は避けた方がいいと思います。

ここにあげたワインはヴィンテージについては言及していませんが、古酒でなければそれほど気にしなくても大丈夫です。なによりワインにまつわるエピソードをメッセージとして沿えて贈ることで、適当に選んだプレゼントではないと伝わると思います。ぜひ気持ちを込めて、趣向をこらしてワインをプレゼントしてください。

 

ワイン選びに困ったら、ワイングラスをプレゼントするという手もあります。
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