3,000円台神の雫ワインのおすすめ12本!旨くて高品質を厳選

Napier Red Medallion

飲んだワインの記録を取り始めてから十数年経ちますが、その間にワインの価格はかなり上がってしまいました。今回おすすめしようと思って自身のワイン記録で3,000円台だったワインをリストアップしましたが、今では値上がりしてしまっているものが多く、このカテゴライズでは紹介できなくなりました。以前は4,000円弱で買えたシャトー・ボイド・カントナックとか、本当に素晴らしいワインなのですが今は8,000円ですからね・・。

ですが、次々と新しいスターが誕生しているのもまたワインの面白いところ。特に新世界ワインの成長ぶりはすさまじく、安ワインだけど美味いというレベルではなく、純粋に美味いものが増えています。神の雫でも後半になるほど新世界ワインがどんどん増えていきました。

最初は5,000円以下のワインというくくりでご紹介しようと思っていたのですが、3,000円台におすすめしたいワインが多かったので、3,000円〜4,000円で買えるワインを選びました。いずれも神の雫に登場したワインで、この価格帯では最上級レベルのおすすめワインたちです。

スポンサーリンク
レスポンシブ広告アドセンス

おすすめの赤ワイン

1,000円前後のワインではうすっぺらいものが多くなるため、その中にしっかり濃くて重いワインがあると評価される傾向にありますが、3,000円以上になってくるとさすがに濃さだけでなく、ワインの複雑さやエレガントさを表現できるワインが増えてきます。

無農薬や無添加で造るビオディナミなどの自然農法ワインで、かつ骨格がしっかりしているもの(自然派ワインはぼやけがちと言われる)も多くなり、強いこだわりを持ったワインが多いのも特徴です。

シャトー・ル・ピュイ

漫画に登場する前に、ドラマ版神の雫でワインの頂点「神の雫」ワインとして紹介されたシャトー・ル・ピュイです。その後、漫画本編にも「使徒」や「神の雫」ではありませんが、主要ワイン級の扱いで登場します。今はシャトー・ル・ピュイ・エミリアンとなっていますが、同じものです。

メルロー主体の柔らかくエレガントな味わいで、ブルゴーニュ好きの方にもぜひ味わってほしいボルドーワインです。シャトー・ル・ピュイはフルボディからミディアムボディくらいの感じですが、重すぎず軽すぎず、香りも含めて見事に調和がとれたワインです。

シャトー・ル・ピュイの葡萄は有機農法で無農薬、なんと地下70mまで根を張った樹から採れます。さらに酵母や亜硫酸(酸化防止剤)も添加しない、補糖もしないワインを造っており、完全無欠のオーガニックワインです。さらにワインのキャップは蜜蝋で固めた本格派。現当主のジャン・ピエール・ポルナレフ(じゃない)、ジャン・ピエール・アモロー氏はなんと14代目。日本だと徳川家康が幕府をつくったころから、400年以上つづく超名門老舗シャトーです。プレゼントワインとしても、いくらでもうんちくが語れますね(笑

神の雫で紹介され、シャトー・ル・ピュイが1万円を超える値段にまで跳ね上がったとき、それを知ったアモロー氏はすぐさま出荷を止めたそうです。ワインは投機ではなく、誰の手にも届く値段にしておきたいからだそう。なんと素晴らしい造り手でしょうか。ドラマ放送直後に私がシャトー・ル・ピュイを買ったときは5,000円を超えていました。今3,000円台で買えるのは超お得です。5,000円以上出してもまったく問題ないワインです。

サンタ・デュック・ジゴンダス

次はローヌワイン、ドメーヌ・サンタ・デュックのジゴンダスです。

神の雫では、第三の使徒候補として雫が持ち込みました。使徒ではなかったですが、ジゴンダスの中でもトップクラスにうまいワインです。

ローヌらしいグルナッシュのずっしりとした重さがあり、非常に凝縮感のある濃厚なワインです。神の雫では郷愁や団欒といったイメージで語られていますが、確かにそんなニュアンスはあります。チョコとベリーが合わさったような。なんか駄菓子でこんな感じのがあったと思うんですが、なんだっけ。あと、なぜかみたらし団子が目に浮かぶ。

ドメーヌ・サンタ・デュックはロバート・パーカーJrのお気に入りドメーヌで、ジゴンダスのチャンピオンだと絶賛しています。昔は造ったものをネゴシアンに売っぱらっていたようですが、今は自社元詰めで、価格も味も素晴らしいワインを生産しています。

ジゴンダスは村の名前でそれがワイン銘柄になっているのですが、ジゴンダス以外もローヌはコスパがとてもいい地域だと思います。シャトーヌフ・デュ・パプとか。ボルドーやブルゴーニュほどブランド化していないからですかね。買った値段のつもりで飲むと「えっ?」と思うほどレベルの高いワインに当たることがあります。このワインもそんな1本です。

ネイピア・レッド・メダリオン

フランスが続いた後に、いきなり南アフリカです。ネイピア・レッド・メダリオン。

私が初めて飲んだ南アフリカワインは、それはもうひどいモノでした。ひどい薬品臭がして、アルコールに色をつけただけみたいな液体で、飲みきらずに捨てたのは今でもそのワインだけです。そんな出会いだったので、長い間南アフリカワインは避けてきましたが、ネイピア・レッド・メダリオンが神の雫で紹介されたので、おそるおそる飲んでみました。そしたら、これが素晴らしいワインで。

典型的なボルドースタイルなのですが、タンニンがやや少ないのか若くても飲みやすいです。ベリー系の香りがあり、酸味は強くなく、綺麗にまとまったワインです。ブラインドで飲んで南アフリカワインとわかる人はいないんじゃないでしょうか。新世界ワインにしては主張が控えめで、食事に合わせやすいワインです。

ネイピア・ワイナリーはケープタウン近くのウェリントンという地で、イギリス人オーナーがワイン造りをしているワイナリーです。ボルドーのクラシックスタイルを取り入れたワインはイギリスでも大人気となり、ケープタウンのラトゥールと呼ばれているとか。

売っている店が非常に少なくなっているのですが、人気が出たのか元々レアなのか。それとも限られたインポーターしか扱っていない? わかりませんが、どこでも売っているワインではないので、飲んでみたい方は確保を。

チェレット・モンソルド

ボトルのデザインが変わっているイタリアワイン、チェレット・モンソルドです。ピエモンテでバローロ、バルバレスコを造る名門ワイナリーであるチェレットが造っています。モンソルドはボルドースタイルで、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを中心にブレンドされますが、シラーの比率が高いのが特徴。

ボトルのイメージに引っ張られているのかもしれませんが、とてもスタイリッシュなワインです。いや、ワインの味に合わせてスタイリッシュなボトルデザインにしたのかな?

年によってブレンド比率を変えるので、味も変わりますが、ガッツン系ではなくエレガントなワインです。香りも華やかで凝縮感もあります。3,000円台前半の価格帯ですので、コスパはかなりいいワインです。

ボトルにワイン名がボコボコと点描されているおしゃれなデザインなので、プレゼントやお持たせにいいかもしれませんね。

グラヴェッロ

神の雫ではキムチとマリアージュするワインとして登場したイタリアワイン、グラヴェッロです。使用葡萄はガリオッポ。イタリアのカラブリア地方で生産される地葡萄です。

神の雫では、伝統的に辛い料理を食べる地方で造られたワインであり、唐辛子を育てるテロワールで同じように育てられた葡萄だから、ワインが苦手な辛いモノにもマリアージュする。ということだったのですが、私は正直あんまり・・。実際キムチで試してみたのですが、やっぱりにんにくと唐辛子に負けます。

とはいえ、ワイン単体としてみた味は素晴らしく、コクがあるのですが濃いだけのワインではなく、シルキーで優しい感じのワインです。唐辛子のイメージではないですね。普段飲みにはちょっと高めですが、飲み飽きないワインだと思います。

生産者のリブランディは、他にもドゥーカ・サンフェリーチェというワインを造っています。グラヴェッロはガリオッポとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドですが、こちらはガリオッポ100%。2,000円台ワインの記事で紹介しましたが、キムチにはこちらの方が合いますね。

ペスケラ・ティント・クリアンサ

スペインからペスケラ・ティント・クリアンサ。葡萄品種テンプラニーリョ100%のワインです。

ペスケラはオーナーのアレハンドロ・フェルナンデスが経営するワイナリーで、単一品種で凝縮感のある葡萄を作るために収穫量をギリギリまで制限するなど、強烈なこだわりを持ってワインを造っています。氏はテンプラニーリョ・マスターと呼ばれるほど、この品種に惚れ込んでいるそうです。わかります、テンプラニーリョは素晴らしい。

パーカー氏も「これはスペインのペトリュスだ!」と絶賛したワインで、樽香があってシガーやフルーツのアロマもあります。味わいはシルキーで果実味を感じるタイプ。くどくないタンニンも心地良いワインです。ひと言で言うと、適度なコクで飲みやすい。

クリアンサより熟成期間が長いペスケラ・ティント・レセルバの方がうまいのですが、さすがにこちらは5,000円を超えますね。しかし、価格以上の味には間違いないので、ぜひ一度試していただきたいです。ちなみにスペインでは熟成期間によってクリアンサ→レゼルバ→グラン・レゼルバと呼ばれます。銘柄が同じなら熟成が長いほどうまくなります。

スペインのリベラ・デル・デュエロのワインは美味しいものが多いです。今後も注目したい産地です。

ボデガス・アバニコ・ロス・コルミリョス

1870年代の樹になる葡萄から造られたという触れ込みのスペインワイン、ロス・コルミリョスです。

ボデガス・アバニコは生産形態が変わっていて、自社畑やワイナリー(醸造設備)を持ちません。製造業でいうファブレスの形態ですかね。それゆえか味にも特徴があらわれていて、ヴィンテージにあまり左右されない一定品質のワインを造ります。

あくまで私のイメージですが、スペイン版ミシェル・ローランという感じ。こんな味のワインがウケる。というイメージを先に描いて、それに合わせてワインを造ったという印象があります。それが悪いということではありません。事実こうやって紹介するくらいうまいですし。

ロス・コルミリョスは、凝縮感がありしっかりめのワインなのにエレガントで、これはテンプラニーリョの特徴がよく出てるなーと思って飲んだのですが、改めて調べると葡萄品種はティンタ・デ・トロ100%。あらら?と思ってさらに調べたら、トロ=テンプラニーリョなんですね。知らなかった。ちなみにボトル裏のラベルに思いっきりTOROって書いてあります(笑

ウルトレイア・サン・ジャック

スペインワインが続きます。ウルトレイア・サン・ジャックの生産者は、スペインワイン界の新生きらぼし、ラウル・ペレス。自らの名をワイナリーに冠すニュースターは、他にもテルモ・ロドリゲスなどがあり、安かろうの大量生産ではない高品質のスペインワインを生産しています。

ラウル・ペレスはなんといってもトップキュヴェのウルトレイア・デ・バルトゥイエが素晴らしいのですが、価格が1万円を超えるためこの記事ではこちらのウルトレイア・サン・ジャックをおすすめ。

神の雫でもウルトレイアはかなりのページを割いて紹介されています。バルトゥイエは「グラナダの夕陽」として。サン・ジャックはそれとの対比で「車窓から見るグラナダの夕陽」。スケール感はトップキュヴェにはかなわないけど、クオリティはそれに迫るものがあるワインです。

ウルトレイア・サン・ジャックは、メンシアという葡萄を使ったワインで、果実味を強めに感じます。開けてしばらくは、果実味と酸が舌に絡みつくように残りますが、しばらく置くとこなれて綺麗にまとまります。樹齢80〜90年の樹から採れる葡萄だそうで、深みもあり若干の甘味があるので飲みやすいワインです。

Ψ(プシー)

さらにスペイン。ラベルに連動した名前がシンプルで覚えやすいΨ(プシー:Psi)です。スペインの最高級ワイン、ピングスを生産している有名な醸造家、ピーター・シセックによるリベラ・デル・ドゥエロプロジェクトのワインです。

香りと骨格がしっかりしているワインで、凝縮感はあるのにスルスル飲めるワインです。濃いワインではありますが、造りがブルゴーニュっぽいとでもいうか。フルーツやジャムのような甘さもあるので、誰でも飲みやすいワインだと思います。

先のラウル・ペレスもそうですが、個人名を前面に出しているスペイン生産者はマーケティングがうまく、世界にウケる安定した品質のワインを造ります。ただ、マーケ上手ということは、人気が出たら値段もあげていく?ような勘ぐりをしてしまいます。3,000円台で飲めるのは今だけかもしれませんね。

プピーユ

ボルドーからプピーユです。神の雫では一話丸ごと使って紹介されました。コート・ド・カスティヨンで造られるメルロー100%の赤ワインです。漫画によると、ソウルフルな黒人のジャズのようなワインであると。

ジャズかどうかはわかりませんが、黒い果実系の香りがします。しっかりした骨格があって、舌触りがかなりいい。メルローの優しさ、シルキーさ全開のワインです。ボルドーファンなら3,000円台でこの味はコスパ良しと判断できると思います。ただ、スペインのような新世界ワインでは、3,000円出せば割とこれくらいのレベルはごろごろしています。余韻や奥深くのニュアンスまで感じ取れる方であれば、やっぱりボルドー!と言えるかもしれませんが。

もともとスイスで行われたブラインドテイスティング大会で、シャトー・ペトリュスと最後まで張り合ったとして有名なワインです。「張り合った」ってことは最後は負けたんだと思いますが、シャトー・ペトリュスと言えば20万円で買えたら激安というワインですので、3,000円そこそこのワインが張り合ったなんて信じられません。ペトリュスで価格順に並べると、とんでもないことが分かると思います。

プピーユは多くのショップで取り扱っているのですが、シャトー・プピーユというワインはプピーユのセカンドワインです。まぎらわしい上に、ショップによっては勘違いしているところもあるのでお間違いなく。普通は「シャトー」とつくほうが上位なんですがね。こちらも悪くないですが、できればこのシャトーの看板ワインのプピーユをどうぞ。

おすすめの白ワイン

赤に比べて白ワインはだいぶ少なくなってしまいました。もともと神の雫に登場しているワインの比率(赤が圧倒的に多い)の結果でもあるのですが、白ワインはこの価格帯ではもう一段突き抜けるのが難しいのかもしれません。そんな中、下記の2本はおすすめできる白ワインです。

ヴィニャ・ディ・ガブリ・ドンナフガータ

神の雫では中華料理に合わせていた、ヴィニャ・ディ・ガブリ・ドンナフガータです。ドンナフガータのワインはエチケットがしゃれているものが多く、女性に人気があるそうです。このワインはオーナー夫人ガブリエラさんの葡萄畑、という意味の名前とのこと。

使用葡萄はアンソニカ。シチリアの地葡萄です。ジャスミンや烏龍茶のような香りがあり、さっぱりとした飲み口です。魚介料理によく合うと紹介されることが多いのですが、確かにそう思います。あまり濃い味付けだと負けてしまいますが、にんにくとオイスターソースでいためた味付けなどは一番合う気がします。

ワイン単体としてよりも、食事に合わせて楽しめるワインです。

井筒ワイン シャルドネ 樽熟

日本ワインから、井筒ワイン・シャルドネ樽熟です。その名の通り、オーク樽で半年熟成させたシャルドネ白ワインです。

基本さわやか系なのですが、そこに樽の香りが加わることで、なんとも言えない高級感が出ます。さすがに和食によく合いますね。ちくわなどの練り物系も、以外とワインには難しいのですが、このシャルドネ樽熟はうまくマリアージュします。スナック菓子などと合わせても違和感ありませんし、万能選手といったところです。

3,000円〜5,000円クラスのワインは使い勝手がいい

bordeaux-bottles

3,000円台のおすすめワインをご紹介しましたが、こうしてみるとスペインがかなりあがっていますね。バルで失敗しないワインの記事にも書きましたが、低価格帯のワインではスペインはコスパ最強です。それが3,000円台以上でもこれだけあがってきているあたり、スペインワイン全体のレベルが上がっていると感じます。

この価格帯のワインは、自分へのちょっとした褒美や、職場や友人宅での気楽な集まりに持って行くのにも便利ですね。気張らずそこそこいいもの、という印象を与えます。しかも上にあげたワインたちであれば、味はそれ以上のレベル。

ちゃんとしたプレゼントにはもう少し価格帯を上げ、5,000円〜10,000円くらいのワインの方が、香りも味もよくなっていきます。中には五大シャトーなどの憧れの超高級ワインに匹敵するモノも現れます。こちらもまたおすすめのワインを書きます。

1,000円台、2,000円台などのおすすめワインはこちら
1,000円台のおすすめ赤ワイン
1,000円台のおすすめ白ワイン・スパークリングワイン
2,000円台のおすすめワイン
シャンパンのおすすめ一覧

スポンサーリンク
レスポンシブ広告アドセンス

レスポンシブ広告アドセンス

コメント

  1. LINK より:

    はじめまして。
    いつも楽しく見させて頂いてます。
    3000円台の白ですが、スイスワインの「ファンダン デュ・ヴァレー」が載ってないということは主さんの好みではなかったということでしょうか?

    • igashiro より:

      はじめまして。コメントありがとうございます。

      ファンダン・デュ・ヴァレー!迷ったワインをピンポイントで突いてこられて驚いております。

      こちら数年前に飲んだのですが、かなり酔っ払っていたらしく、味の記憶があいまいでメモも残っていなかったのです・・・。記事の構成前に再度飲んでみようとも思ったのですが、もともと微発砲ワインはそこまで好みではないのもあって、迷いましたが外してしまいました。

      コメントくださったということは、おすすめということですね?
      今みたらネットに在庫があるようなのでポチってみます。ありがとうございます。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です