販売前のワインが飲める!ボルドープリムールワイン試飲会に参加しました

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ワインジャーナリストの青木冨美子女史のtwitterを見て、6月にボルドープリムールワイン試飲会が行われると知り、即予約をして先日行って来ました。

今回の試飲会は、グレートヴィンテージの呼び名も高いボルドー2015年モノです。ワイン評論家の間では偉大な2005年、2009年、2010年に匹敵する「ファンタスティック・イヤー」とも呼ばれているとか。

そんな素晴らしい年のボルドー有名銘柄たちが、リリース前に何十種類も試飲できて、参加料3,000円とあれば行かないわけにはいきません。

会場には元サッカー日本代表トルシエ監督もいらしていました。参加者ではなくワイン販売者側です。フィリップ・トルシエ氏は自らのシャトーをもち、ワインを造っているのですね。

私はプリムールを飲むのは初めてです。さて、普段飲んでいるワインとやはり味わいは違うのでしょうか。2018年ごろからリリースされる、2015年ボルドーワイン全体の出来は?

詳細をレポートします。

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ボルドープリムールとは

ボルドープリムールとは、ワインの先物買いのことです。

ワインは熟成過程が必要なため、仕込みから出荷までのタイムラグが非常に大きい商品です。
そのためボルドーでは、シャトーが資金繰りのために、その年に生産されたワインの一部を熟成前に販売する慣習があります。
これがボルドープリムールと呼ばれるシステムで、まだワインが樽の中にある状態の時や、瓶詰めした後など、何度かにわけて行われます。

買い付ける側も、市場に出回る前に味見することができ、そのワインの成長可能性をはかることができます。良いワインを安いうちに買うことができるので、双方にメリットのあるシステムとなっています。

今回の試飲会は瓶詰めされた後のものですね。

2015年ボルドープリムールワイン試飲会ワイン一覧

primeurs-tokuoka

今回の試飲会はワインの輸入・卸をしている(株)徳岡主催の試飲会でした。徳岡さんは、卸だけではなくBon repas(ボンルパ)というワインショップや、ワインレストラン事業も手がけられているワイン老舗企業です。

試飲会のワインはこちら

メドック/サンテステフCH.カロン・セギュール
メドック/サンテステフマルキ・ド・カロン・セギュール
メドック/サンテステフCH.ラフォン・ロシエ
メドック/サンテステフCH.ル・ボスク
メドック/ポイヤックCH.クレールミロン
メドック/ポイヤックCH.ダルマイヤック
メドック/ポイヤックエール・ダルジャン
メドック/ポイヤックCH.ランシュ・ムーサ
メドック/ポイヤックCH.バタイィ
メドック/ポイヤックCH.オー・バージュ・リベラル
メドック/サンジュリアンCH.ラグランジュ
メドック/サンジュリアンCH.ベイシュヴェル
メドック/マルゴーCH.ラスコンブ
メドック/マルゴーCH.ローザン・セグラ
メドック/マルゴーCH.フェリエール
メドック/ムーリCH.シャススプリーン
メドック/オーメドックCH.ソシアンド・マレ
メドック/オーメドックCH.シトラン
メドック/オーメドックCH.カマンサック
メドック/オーメドックCH.ベル・グラーヴ
メドック/オーメドックCH.クレマン・ピション
メドック/オーメドックCH.ラ・トゥール・カルネ
グラーヴ/ペサック・レオニャンドメーヌ・ド・シュヴァリエ・ルージュ
グラーヴ/ペサック・レオニャンドメーヌ・ド・シュヴァリエ・ブラン
グラーヴ/ペサック・レオニャンCH.スミス・オー・ラフィット・ルージュ
グラーヴ/ペサック・レオニャンCH.スミス・オー・ラフィット・ブラン
グラーヴ/ペサック・レオニャンCH.ラ・ガルド
サンテミリオンCH.フルール・カルディナル
サンテミリオンCH.ラ・ドミニク
サンテミリオンCH.カノン
サンテミリオン CH.ラ・フルール
サンテミリオン CH.ベレール・ウイ
サンテミリオン クロ・バドン・テュニュヴァン
サンテミリオン バッド・ボーイ
アントル・ド・メールCH.モンペラ・ルージュ
アントル・ド・メールCH.モンペラ・ブラン
アントル・ド・メールジロラット・ルージュ
アントル・ド・メールジロラット・ブラン
ソーテルヌCH.ギロー

引用 株式会社徳岡ボルドープリムール2015試飲会

 

この他、サンテミリオンからクロワ・ド・ラブリ、ボルドーの有名日本人醸造家である篠原麗雄(れお)氏の造るワイン、クロ・レオ。そしてトルシエ元監督の造るソルベニなどがありました。

会場にてボルドー2015ワインを次々と試飲

lagunaveil-premier

ボルドープリムール試飲会は東京と大阪で開催されましたが、今回私は大阪会場の方に参加しました。

会場はJR大阪駅直結、大阪ステーションシティの最上階28階にあるフレンチレストラン、ラグナヴェールプレミア。

レストラン専用の直通エレベーターがあり、店に入る前からラグジュアリー感たっぷり。高級ホテルのような非日常感を味わえるレストランです。

ちなみにランチはありえないほどコスパ高くておすすめです。
ラグナヴェール プレミア/ランチ

受付を済ませて中に入ると、紙コップとワイングラスを1つずつとるよう促されます。紙コップはワインを吐き出すためのものですね。

primeurs-wineglass

各シャトーのパンフレットたち。

primeurs-leaflet

会場では写真のような感じで、ワインが用意されたテーブルが3つほどあって、飲みたいワインを言えば注いでもらえます。

wine-table

吐き出したワインを捨てるスピトゥーンも、しっかり別のテーブルに設置されています。水も置いてあって口中を都度リセットできます。最初は綺麗だったテーブルも、後半にはこのとおり。

table

まあ、仕方ないですね。いきなりのお目汚し失礼しました。写真は少し暗め小さめに。

次々と試飲していきます。5,000円〜8,000円くらいの価格帯を中心に、10,000円超えのワインまですべて試飲し放題です。

シャトー・カロンセギュールとル・マルキ・ド・カロン・セギュール。

calon segur

marquis de calon

シャトー・ダルマイヤック。左はシャトー・クレール・ミロン。

darmailhac clerc milon

スミス・オー・ラフィットは赤と白両方。

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smith-haut-lafitte-blanc

シャトー・ベイシュベルにシャトー・ラグランジュ。

beychevelle lagrange

神の雫ペガサスのワイン、シャトー・シャス・スプリーン。

chasse-spleen

どれもこれも有名な銘柄ばかりで、こんなのが一気に味わえるなんて、ほんとに幸せいっぱいです。

そして、フィリップ・トルシエ元監督!

Philippe Troussier

トルシエ氏のワインは「SOL BENI(ソル・ベニ)」といいます。
トルシエ氏みずから「どうぞ」と試飲を勧めてくれました。参加者の方と積極的に会話をされていて、私もこのあと一緒に写真を撮ってもらいました。

さらに会場を何度かまわっていると、「やあ、さっきは2015だったかな?2014もどうぞ」とまた話しかけてくれました。いい人や。私がフランス語わかればもう少し面白かったのに。。

Troussier-wine1

これ最初はボトルに何も描かれていない無地のワインボトルだったのですが、トルシエ氏が途中で描いたようです。楽しい。

Troussier-wine2

それからも水で舌をリセットしながら次々と試飲し、全種類飲みました。

試飲会入場前に、ワイン各誌が付けた点数をもらえるのですが、自身が感じたのと違った評価があるのがおもしろいところ。まあ私の方が正しく評価できていないに決まってますけど。

シャトー・カロン・セギュールとかワインアドヴォケイト誌で91-93、ワインスペクテーター誌で89-92と、このクラスのワインにしては、普通の評価なのですが、私はこれはもっと行くんじゃないかと思いました。

シャトー・スミス・オー・ラフィットとシャトー・カノンは100点かそれに近い点をつけている誌もあり、さすがに良かったですけど、私はそれより90-93点のシャトー・フルール・カルディナールが好みでした。5,000円ほどのワインでこの味わいは、めちゃくちゃアタリだと思ったのですが、どうでしょうかね。

大人気のスミス・オー・ラフィットは赤よりも白に魅力を感じました。

熟成前のワインを飲んで出来栄えを予想する。というのはやったことがないので、リリース後の答え合わせを待つことにします。2018年なんてあっという間に来ますしね。

会場の奥にはグレートワインの有料試飲も

le petit mouton

試飲テーブルの一番奥にあった有料テイスティングコーナー。

シャトー・ムートン・ロートシルト、ル・プティ・ムートン、シャトー・ヴァランドローがあります。ムートンは2003年で市価10万円ほど。しっかりデキャンタ済みのこれが2,500円で1杯飲めます。これは飲まずにはいられない!迷わず有料試飲。

chateau mouton rothschild

おお、おおお!グラスからわき上がる香りからして尋常ではありません。試飲で熟成前のワインばかり飲んでいたせいもあるかもしれませんが、やっぱり深みと複雑さがケタ違いに凄い。やはりムートンはムートンなんですね。

 

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そしてワイン福袋も販売されていました。1本入り3,000円ですが、かならず値段以上のワインが入っているというもの。1等はシャトー・オーゾンヌ。こちらも10万円以上するワインです。

こういうのって、場を盛り上げるためにアタリは最後の方にあるはずと、穿った見方をして待っていたら、気付いた時には売り切れていました……。もう二度と小賢しいことは考えまい……。

ワイン界の有名な方々がスピーチ

終盤には、シャトーのオーナーや責任者の方々による挨拶。ロートシルトの部長さんなど、有名な方々です。

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ボルドーの日本人醸造家、篠原麗雄氏。クロ・レオ美味しかったです。

篠原氏は、個人としては日本人ではじめてボルドーの畑を所有してワインを造っている方です。「クロ・レオ」が有名です。ボルドーワイン専門のネットショップ、キュベクルールのプロデュースもされています。

日本人の口と料理に合うワインを氏がセレクトし、厳選したワインだけを掲載するこだわりのショップです。ご自身のワイン「クロ・レオ」ももちろん販売されています。
ボルドーワイン専門店 CuveeCouleur(キュベクルール)

私はこの頃には酔っ払っていまして、せっかくの皆さんのスピーチ内容がほとんど頭に入って来ませんでした……。遠峰一青みたいに「のどごしまで知らなければ、正しい評価ができない」みたいなことではないんですが、ワインが美味しいので吐き出さずに飲みこんでしまうんですよ・・。

ボルドープリムール試飲会に参加してみて

ワインの新酒といえばボージョレ・ヌーボーしか飲む機会がないので、私にはボルドープリムールの味わいは新鮮でした。

普段から比較的若いワインをよく飲んでいるので(安いので・・)、衝撃を受けるほどの違和感を覚えることはなかったのですが、やはり深みがあまりないワインもありました。けれどそれも普通に美味しい。

ボルドー2015年の出来はどうだと、はっきりとは言えないのですが、熟成前の時点でこれだけ美味いなら、期待できると思います。

プリムールワインはあとからでも注文できるので、会場内では購入せずに家に帰りました。せっかくなのでシャトーごとの過去の価格を調べて、お得なワインを買おうと思いまして(いやらしい)。

でもそれで少し調べたら、やっぱりプリムール販売は安い!あれもこれも欲しくて、これはちょっと予算的にどうしようか迷ってしまいます。

ボルドープリムール試飲会、ほんとうに楽しい経験でした。一般公開してくださった徳岡さんには感謝です。次回もまた行きたいです。

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コメント

  1. 小松 より:

    読ませていただいて、素晴らしい記録だと思います。
    特に、私のような素人には、参考にさせていただく点が多いです。
    最近、更新されていないのが、とても残念です。

    • Shiro より:

      ありがとうございます!
      また書いていきますので、のんびりお付き合いいただければ嬉しいです。

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